また事故った。
うちの近所で出合頭に。
2年まえに正面衝突してフロントが詰まったのを、 ぐいっと伸ばして乗ってたところにまた詰まったので、上パイプに亀裂発生。 下パイプにもかなり顕著なシワが発生。 これ以上乗るのはやや危険な状態になったので、 とりあえず自走で帰宅はしたが、 ツクモサイクルに電話して相談する。 パイプ交換再塗装しても、 新造するよりも安いし早いから、それでやってもらうことにする。
近所の自転車屋でBBを抜いてもらい、 持って帰ってその他の部品は全部外す。
塗装などは全部剥いて、火をいれてパイプのすげ換えを行うので、 あんまり気に入ってなかった塗装のやり直しもでき、 前が詰まって伸ばしてできた、上パイプの不細工なシワもなくなるし、 これはこれで悪くないと思っている。
ただ、この自転車は毎日乗るし、 最近ハンドル換えて乗りやすくなって非常に気に入ってたところだけに、 しばらく乗れないとなると、かなりせつない。
事故って自転車が壊れた場合は、事故の勢いを自転車が吸収しているわけで、 人間は無事な場合が多いと聞くが、今回が、まさにそのパターン。 前回は逆のパターン。 すなわち人間が全てのダメージを担当したために、 右半身の皮膚が大幅に剥けたあげく、骨も折れたわけです。
多摩川経由で自転車で歯医者にいき、 歯をみてもらったあと、 ニコタマで昼飯。野川で帰宅。
うつのみやで毎年行われる自転車ロードレース。 ヨーロッパのプロチームも来て、サポート車や審判車も出て、 沿道には出店もでる、本格派のプロ ロードレースである。
今年は久々に(2002年以来)、今回は観戦のみにてでかけてみた。 前回は土曜日のアマチュアの試合にも出てみたわけだが。
交通機関は電車。駅から自転車。 妻に「Cunego の写真とってこい」と言われたので、 本物のカメラと双眼鏡、 それに安全のためビンディングペダルで使えるロード靴、 寒いから上着、 ラジオなどを持つと、かなりの大荷物となってしまった。 まぁ、会場まで10km。山岳ポイントまで登っても15kmなので、どうってことないだろ。
同行はむらいくん、その彼女のなほこさん、そして、 むらいくんの自転車を作った草野さんである。
電車はあっというまに宇都宮に着き、自転車を組み立てて会場に向かう。 街から会場に自転車で行く人々はかなり多く、 そのなかにはアップがてら会場まで自走するプロチームの選手たちも居る。 道路はかなり狭く、また交通量も多いので、走りにくく快適とは言えないが。
30分ほどで会場に着く。路面は非常に綺麗に掃除されており、 落葉など一枚も落ちていない。 日本の自転車ロードレースはいつもこれだ。 曲り角の電柱に布団が巻いてあったりする。 これはこれでいいことかもしれないが、 普段走る道路で競うというロードレースの趣旨とは やや相容れないことではないか、と私はいつも思う。
会場のスタート/ゴール地点で再会する面々と少し話をしたり、選手紹介を見たりしながら、 補給ポイントの少し上でスタートする選手たちを見送って、山岳ポイントに移動。 山岳ポイント(峠のてっぺん)では、いつものとおり出店もトイレもあり、 既にかなり賑わっている。 レースは開始直後に日本のかなり走れるメンツが何人か逃げ、 9人前後の逃げグループと集団、という構成でおちつく。
わしらは、しばらく山頂で観戦したあと峠の下り区間に移動し、 けっこう難しいコースを一列で整然と下ってくる選手を見る。
そろそろレースも終盤に入って動きが出て来るというところで、 再びスタート/ゴール地点に移動し、 でかいテレビでレースの様子を見つつゴールを見守る。 2分前後の差で逃げが続いていたのだが、 ラスト50kmくらいでお互いスピードアップがあり、 1分くらいまで詰まったところで逃げ集団もメインも半分くらいの人数になってしまう。 このレースは厳しいUCIルールに則って行われており、 先頭から数分遅れた選手は遠慮なく失格収容なので、 どんどん選手が居なくなってしまうのである。 もっとも、周回コースなので失格収容も簡単で、審判から 「キミはもう、ここで直進して」 と、ゴールへのショートカット道(最終周回に使うルート)と通常コースの分岐のところで言われて終了である。 つまり直進がゴールならびに大会本部への直行ルートだ。
Sanier Duvalの選手が単独でメイン集団からアタックし、前の逃げ集団に追い付いて、 あらゆる状況が一転。 逃げ集団は完全に崩壊し3名に、 一方、メインも激しい追撃態勢に入り15名くらいに減る。 メインは別府選手を勝たせようと Discovery が鬼引き。 一時は逃げが決まるかと思ったが、 あっというまに差が詰まった。
鶴の登りで逃げが捕まった。 まばらな集団のままゴール前をどえらいスピードで通過する各選手は、 最後の周回に突入。 この流れで古志賀の登りに来れば、 もう作戦もクソもない。 ここまで誰がどれくらいアシを残しているか、だ。 3名のアタックが決まったが、下りで合流し5名に。 そのあとの平坦を冷静にこなしてツキ位置をキープし、 ゴール前で最後にまくって勝ったのは新人の Ricco 選手。 最後の周回で決定的なアタックを決めた一人でした。
「いやー、今年も面白かったね」といいつつ宇都宮に戻り、 駅前でギョーザ食って、在来線で帰宅。 電車乗ってすぐキゼツし、気が付いたら大宮だった。
cyclingnews.com をみていたところ、 Red Bull Road Rage というロードの下りイベントがカリフォルニアであるらしい。
それに、 Paolo Savoldelli が自分の通称「隼」にかけて出場するそうな。 コースは距離4km標高差600m というから平均勾配は 15% ですか。 49のカーブがあり、最高速度はおよそ 100km/h になるとのこと。
昨年の優勝者はMTBのダウンヒルで活躍する選手だそうです。
なんか、いいですね、こういうの。