なーにがクリスマスじゃボケ! どいつもこいつも浮かれおって。 ケッ!
などといいつつわしも昨日は妻と二人ででかけてみた。
野鳥は自分でエサを見付けるところに意味があると思っていたが、 Attenborough の the Life of Birds をみて、 ちょっと気が変わって庭に食事を用意してみた。
さっそく来たので、88mm砲の接眼部にケータイくっつけて撮ってみた。
メジロはミカンを自転車のスポークに吊しておびきよせた。 スポークは DTの revolution 。 高級品だ。 むかし、山岳用後ろ輪を組むのに使って失敗して伸ばしちゃったのを、 こんな事もあろうかととっておいたのである。 このスポークは鍛造の焼き入れステンレス鋼で、 そう簡単に手に入る材料じゃないが、 奴等、なんせ野生だからな。 頑丈で信用できる材料で作っとかないと、 何するかわからん。
メジロは体重の割りに脚の力が強くて、どこにでもつかまることができるので、 このように、1.5mmの針金にとまってミカンを食べる事ができる。 しかし、ヒヨドリにはそれができない。
メジロもヒヨドリも花の密や果物が好きだが、 ヒヨドリは圧倒的に体も大きいので、どちらもが食べたいものがあった場合、 ヒヨドリがそれを見付ければ、メジロなんて一発で追い払われてしまう。 しかし、メジロは体は小さくともこのように小回りが効く。 自然界においてもこのようにして、彼らの住み分けがなされている。 わずか1.5mmの針金にもこんなふうにとまれるメジロは、 枝の先のほうまでくまなく見て廻ることで、ヒヨドリが見落とす、 あるいは見付けても食べる事ができない花や実をとることができる。
メジロは好奇心がつよくて、 普段の行動範囲に変なものがあると、 スルドく観察する習性がある。 今回もミカンを吊して30分しない間に発見し、 かわるがわる数羽がやってきて半日で食べ尽くした。
メジロが来れば、しばしばそれと行動を共にするシジュウカラも来るのではないか?と 思い、脂肪をフィルムケースに入れて、 ミカンの隣に使い古しの自転車の変速ワイヤで吊してある。 聞いた話では、冬のシジュウカラはアブラが好きらしい。 オフシーズンの自転車乗りのような奴だ。
しかし、シジュウカラはこの脂肪に気づかないか、 お気に召さないようで、 まだ来ない。
かわいさんにもらった殺人トウガラシ。
1mmほどの厚さにスライスしたの1枚だけ入れて、 ペペロンチーノにした。
ギリギリ食える辛さに収まった。おそるべし。
スライスしてる自分がイヤになり、 「漢なら一個まるごといったれ!」と一瞬思ったが、 やらなくて本当によかった。
下図は使った分量を示す画像
James Brown 死去。73歳。
人類の持つ「あっち側」との直結回路が、また一つ失われた。
なにもこの年末に死ななくてもいいじゃないですか。 マジやる気なくなりましたよ。