芦安→美濃戸アイスクライミング(2007/02/05)


2007/01/31

井の頭公園で

キンクロハジロはなかなかスルドい潜り技を見せる。 勢い良くボチョン!と水に潜ると、水中の動きも非常に自由で機敏。

昼食は吉祥寺ロンロンの1Fのにくまん。300円で、かなり腹いっぱい。 されど、けっこう大きめの肉が食べた瞬間、ちょっと熱くて うわっちっち!とやった瞬間口からポロリと地面にズギャリと落下ショック甚大再帰不能。

今日はエビスのモンベルのアウトレットで冬ズボンを買って来た。 去年のカタおち製品で安かった。 もう、サイズが合うやつなんか売り切れて無くなってるだろ、 とおもったのだが、意外と揃っていた。 思えば今履いているやつも、こうやって買ったのだった。 それから、せっかくエビスに来たからということでミスター・クラフトにも寄ってみた。 しかし、めんどくさくなって1Fだけみて帰って来た。 一瞬、Tiger I オットー・カリウス搭乗車 とか作りたくなった。だが、一瞬だった。

代官山あたりの目黒川の段丘を越える裏道はちょっとトリッキーなものが多いのだが、 今日はその下りで、後ろに付いて来たMTBを捻り潰した。 わはは、相手が悪かったな!

なんか今日は妙に暑いな。

飛ぶ

最近読んだ記事だが、 このエッセイが、 ちょっと面白かった。 以前、人間の視覚における時間分解能みたいな話を書いたが、 それに関連した切口で、交通事故を題材にしたものだ。

「飛ぶ感覚にもっとも近いのは航空機に乗って離陸するのではなく、 クルマを運転している時だろう、だが、人間の視覚の時間分解能は、 鳥の半分以下の精度しかない。 脚でじわじわ前進する仕様で固まっている我々人類には、 所詮、鳥類の速度を扱うことなどできない。 だから、クルマに乗っている間は、鳥のように飛んでいるつもりでも、 角からの突然の飛び出しや急カーブで馬脚をあらわす。」 要約すればこんな内容だ。

でもね、ちょっと違うと思ったんですよ。 クルマよりも飛んでるのにもっと近いのは、じつはロードレーサーでぶっとばしている時です。 クルマにはロールがなく、ピッチとヨーしかないもんね。 単車はロールがあるけど、漕がなくても進む上に、やかましい。

夕方、人通りの少ない道を2.8くらいのギア比で時速30kmちょっとで流していると、 本当に飛んでいるような感じがすることがある。 静かな乗物で、顔が空気に曝されているというのが重要なのではないか。 また、登りや平坦は漕がないと進まないが、 下りは漕がなくても進むところも似ているとおもう。

しかしながら、自転車乗ってると風切り音がゴーっと聞こえるが、 鳥の耳はなめらかな流線形を形成する羽毛に覆われているから、 通常の飛行速度域では、 わしら自転車乗りよりも更に静かで周囲の物音もよく聞こえていると思われる。

ところで、私の視覚の時間分解能も一般的な人類の限界を越えるものではなく、 実際、それを証明するに足る不様な失態にも事欠かないというのは、 皆様も周知のとおりであります。 この点、まったくもって先のエッセイで述べられている通りなのであります。

2007/02/04

昨日、今日とJECC小川さんと氷登ってきた。

予定では大谷不動のはずだったが、時間がとれず、 近場となった。

めずらしく3日土曜の朝発のパターンで。まずは南アルプス芦安へ。 一年ぶりなのだが、道が新しくなっていて様子がまるっきり様がわりしてる上に、 合併合併また合併で、知っている地名が消えてて皆目様子が判らない。 若干迷った。

芦安は、わしは去年初めて来たわけだが、 氷が薄くて登れなかった「トリコルネ」という、 このエリアで一番大きいルートも今年は登れそう。 しかし、今年はあまり寒くないので、やはり氷の量は少ない。 着いたのは昼まえで、ちょうどよく陽が当たっていて暖かい。 特に、上のほうが陽当たりがいい。 暖かいと氷が岩から剥げ、崩れたりして危ないので、 ここは日陰になってから来る事にして、 まずはもう少し登ったところにあるカモシカルンゼへ。

去年は途中の傾斜の急な部分の氷が薄くて、 登れなかったのだが今年はいけそうなので、先にこっちを片付ける事に。 このルートは入口から見ると、 「なんだこれ。歩けるんじゃないのか?登る価値あるのか?」 という印象だが、実際登ってみるとなかなか傾斜もあり、距離もある。 途中に一箇所、5-10mの垂直部分があり、 昨年はここが氷が薄くて突破できなかったが、今年は、 やや悪い感じはあったものの、登れた。

しかし、ルートそのものを完全にナメててピンを5本しか持って来なかったので 垂直セクションの出口で全部使い切ってしまい、 終了点の木まで15mくらいランナウト。 ショボい外見と裏腹に、意外とシビレたルートでした。 その上にも滝はあるのだが、小川さんがかつて登った時には、 もっと氷があったけれど非常に手ごわかったとのこと。 今年はとてもじゃないが無理だろう、ということで、そのまま懸垂で下降。 トリコルネに移動した。

おや、1組2名がとりついています。 トップがフォローを引っ張りあげています。 氷の発達が悪くて登れるラインは一本しかなく、 わしらは、順番まち。 フォローがものすごく遅いので見てるわしらは飽きてしまい、 対岸の林道で気絶していた。

こちらは外見の迫力とは裏腹に快適なルートだった。 昼間の陽当たりのおかげか、ほぼ全て一撃でアックスが決まり、 また傾斜もほとんど腕力を必要とせずに立てる程度で、 くわえて、全てのアイスピトンは片手半回転で氷に食い込むため支点工作も容易。 上部はなかなか高度感もあり、お買い得なルートだった。

小川さんが回収しながら登ってきたところで下降して4時。 ちょっと早いけどそこで終了して一旦下山。 諏訪で味噌カツの夕食をとり、 なぜかモンベルなども行き、 靴の量販店で小川さんが暖かい中じきを買って、 八ヶ岳へ移動。翌日は5時起きでマリシテンに行くつもりだったが、 起きたら8時(笑)でミノドの氷柱(笑)に変更。 去年より氷の発達は少ないものの、傾斜は非常に強くて登りがいがある。 トップロープで筋トレに励み、氷の写真などもたくさん撮影して、 一日、愉快に過ごした。

そんなわけで、予定と全然違う行動になってしまったものの、 それなりに高度と傾斜があるところを何本もやったので、 けっこう面白く充実した。 アイスアックスもクランポンも非常に好調で、 くわえて今年は全てのアイスピトンが片手半回転で氷に食いつくため、 道具類は、いまだかつてないくらい調子が良い。

そういえば、今では全てのアイスピトンが片手半回転で氷に食いつくのが もはや当り前になってしまっているわしだが、 たまたま組んだ相手のピトンが全然切れない場合もあるわけで、 自分のものだけを使っておればよいアイスアックスと違って、 ここらへんは微妙な問題として残るなぁ、 もし全部ロシヤのチタン製だったらどうすんべ? などと帰りの車中で小川さんと話た。(ロシヤのチタンのアイスピトンは、 全く切れない謎製品の代表格である。うちにも3本ある。w)

帰りは例によって双葉でカレー食って帰還。

しかし今年は山でほとんど野鳥をみかけないな。 どうなっておるのであろうか。

今週はJECCで大挙して大谷不動に押し寄せる予定。


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