さーやとみちろう(2007/02/21)


2007/02/19

インターネットというのはみんなが自由に意見を発表できる場で、 その点、在来メディアとは一線を画す、すげぇ仕組み。 新聞とかテレビとかのオッサンメディアはあらゆる不要。

という一方で、 誰がナニやったか判らないから、自律的な各個人というよりはむしろ、 浮薄な群衆心理が前面に出て来る、 というなネガティブな意見もオッサンメディアを中心として、根強い。 西欧ではこれを「digital maoism」などという人も居るようだ。 maoism ってそれほどトラウマなのかね。

とはいえ、ヰキペディアなんかの、「俺にもヒトコト言わせろ」状態の項目とか、 誰もがぶつぶつ下らない事をちょっとホザいてみて、 すぐ静かになっちゃう web2.0 系の寒いコミュニティを見ていると、 在来メディアの一方通行なやり方もある意味自然だと思えて来る。

もっとも頭のよくなる音なんかは、論外ですがね。

ミソサザイ

すっかり書くのを忘れていたが、 大谷不動に行った時、二日めに本流沿いの滝を偵察していたら、 一ノ滝でミソサザイをみかけた。

暖冬で雪の量が非常に少なくて、 一ノ滝も完全氷結はしておらず、滝壷のカマもすっかり出ていて、 ちょっと登れない状態。 その水際に一羽のミソサザイが居て、 表面だけ筒状に凍って、中では景気よく水が流れている滝の裏側に 「チャチャッ」と言いつつ姿を消した。

図鑑などによると冬は里に降りて来るらしいが、 暖冬で標高も1500m前後とはいえ、 大谷不動あたりはかなり寒くて、里とはちょっと言いがたい。 あんな小さな鳥も、これくらいなら全く平気ということだろうか。 もしくは、今年は暖かいから、早手まわしに繁殖の準備で里から戻ってきたのだろうか。

他に、スキー場でカラ類をみかけた。

足の北辰

溝さんによると、アイスアックス「北辰」は 「会心の出来、氷だけやったらコレが一番や」と、 本人をして言わしめる最強のアイスアックスなのであるが、 それでは足の北辰は無いのか?というと実はこれがあるんです。

自宅の居間にカラースライドを投影したものをケータイで撮影した(笑)ので 非常にみにくいのですが、私が溝さんからそのクランポンを拝借してるところです。

まず、モノポイントが7cmくらいの長さがあります。 それから、2列め出歯はコバにかかるワイヤの少し上に出てます。 通常の製品で2列め出歯の位置にあるのはこのクランポンでは3列め出歯です。 装着したところは、南米の珍しいカブトムシみたいな感じ。

コバにかけるワイヤとビンディングは、mizoの誇る チタン合金クランポン「チタネスク」のもの。 本体の歯は最高級の SNCM でできています。 長い出歯と上についてる2列め出歯のおかげで、 踵を意識して下げなくとも、 傾斜の強いツララの集合体みたいな氷に容易にしっかり決まります。 また、左右のヒネリ動作でも具合良く氷に食いつきます。 余計な板とか調整機構が無いので、剛性が高く非常に軽量です。

作るのが非常に大変だったそうで、 このクランポンは一品もので、 製品化の予定はありません。 しかしながら、これぞまさに「足の北辰」といえる、必殺最強クランポンです。

溝さんは私の dart を使って「これもけっこう登りやすいな」 とおっしゃっていましたが、強い傾斜のツララ集合体では、 残念ながら足北辰(仮称)が圧倒的に登りやすいと思いました。 初日と最終日は自分の dart で登ってたわけですが、 おかげで大谷不動ではツマ先を上に向けるスネ前の筋肉が、 どえらい筋肉痛になりました。

2007/02/21

うちのメジロですが、今朝は7時20分に来ました。

どこかで咲いている花をめぐってから来ているようです。 うちに来た時には既に顔に花粉がついています。

せっかく個体が識別できるので、 妻が名前をつけました。メジロ夫妻のうち夫は「みちろう」 妻が「さーや」です。


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