昨日は天気が悪かったので、今日になって 三スラで濡れた装備類を乾かす。
日帰り用の小ザックとして愛用中の deuter speed lite 30 は本当に具合が良い。 むろん、このたびの三スラもこれで登った。
現時点で最強のワンデイザックであろう。
しかし、冬山登攀フル装備搭載しての出動が度重なって、 さすがに少々くたびれてきたようだ。
webでなんとなく三スラの記事を読んでみた。 お決まりの、初登攀の森田、岩沢パーティーの逸話などである。 つまり、私はあのルートに、そのあたりの事情を全然知らずに行ったわけです。 歴史ある名ルートだけに、味わいという点で、 これはちょっともったいなかったですね。 森田氏のその後の生きざまは有名だが、 岩沢氏はその後どうなさったのであろうか？
出発まえに、というところでいえば、 実はこのザックには給水システムが付けられるんだ。 背中からパイプが出てて、歩きながらチューチューできるアレだ。 ただでさえブラブラとややこしいモノがブラさがっているのに、 それ以上管類増やしてどうすんな、とも思って使わなかったのだが、 三スラみたいなルートをやるときは、あのシステムってかなり具合良いと思ったよ。 登りながら、はちょっと無理かもしれんが、 ビレイしながら飲めるでしょ。 登っててそう思ったよ。 なんせあの運動量なのに、朝6時から昼まで補給ゼロだからな。
でも、パートナーと水をわかちあったりするのが、 なんかちょっとやりにくいよな。 なんせ、「飲みますか」とかいって手渡すのがコップやボトルじゃなくて、 怪しげなチューブだからな。
これまで、ザック類はできるだけ単純で要らんヒモ類やポケットが付いてないものを選んで来たが、 それら小細工も、用途に合ってきちんと作ってあればなかなか役に立つし、 役に立つとなれば、それがなんとなくかっこよく見えて来るものだ。
今回でちょっと良かったな、と思った装備は、こんな感じ。
最後のグラブは私の冬山定番で、 これが意外と頑丈で驚いています。去年からずっと使っているのですが。 非常に暖かく、すぐに乾いて、マジ最強です。 全ての登攀活動でこのグラブを使っています。 のべ20日くらい使っているのではないでしょうか。 しかも500円です。 山道具メーカーは何をやっとるのでしょうか。
手袋は、2枚です。素手にコンビニフリース、ゴアのオーバー手です。 薄手のインナーを使っていないので、 暑くなった時にアイスアックスを素手で持たねばならず、 不便に感じる事もあります。 やはりアイスアックスを素手で持つのは不快だし少々危険でもあるので。それから
レンズはパーシモンに薄い青イリジュームをコーティングしたやつ。
両親が遊びに来た。
小金井公園の江戸東京たてもの園や、野川に鳥を見に行ったりして遊んだ。 夜はショーガ焼きとスキヤキを食った。うまかった。
一家で散歩してたら、またジブリで宮崎駿をみかけた。 今回はちょっと話もした。
岩橋くんがあそびにきた。
三スラ完登祝いで肉と酒(moet と barolo)持って来た。 ウヒー。
ごちそーさまでした。ウマー
自転車レーサーというのは、 山ヤ(アルパイン クライマー)に比べて、 いかに真人間で、マトモで、普通で、社会性に満ち溢れた存在であるか、 という点にについて二人の意見は完璧に一致した。
氷雪技術の教科書として、 Chouinard の 「Climbing Ice」を紹介しておいた。 なんでも、幻の和訳があるらしい。 わしも一回、カモシカスポーツでみかけたことがある。 原本も絶版らしいな。 情報処理とクライミングでは、 優れた古典的な書籍が入手困難になるケースに最近遭遇することが多いな。
久々に妻と外出。関戸橋で鳥見。 久々に会う猛禽ウォッチャーの面々。
関戸橋では「ロードで来るハチハチの人」として認知されている。 ハチハチとはいわずもがなではあるが、 当家装備の88mm蛍石砲のことである。
当然の事ながら、未だに三スラの余韻に浸っている。
登攀記を幾つか検索してみた。 いずれの記事も上部草ツキの悪さを強調していて、 我々が登った時のように、楽勝に登れた記述になっているものは皆無。 我々が登った経路を通ったと見えるものも皆無で、 あまり一般的ではない登攀経路だったかもしれない。
10年ほどまえにヒロカワさんと行った変形チムニーだか 中央稜だかで、にわか雨になったとき、 対岸の三スラが滝になっているのを見た。 濁流に時おり大きな岩が混じってガラゴロと谷じゅうに響き渡って、 すさまじかった。 その時に、「おお。これが噂に聞く三スラか」と感銘を受けて、 写真を撮ったものがあったので、それを今日、改めて見た。
俺って、これに雪が降り積もって凍結したのを登ったわけですね。
あ り え ね ぇ
これで今年の目標は、早くもかなりデカいのを一つクリアしました。