以前は毎日 spam のディレクトリを見たものだが、 今日、久々にみたら15日ぶりだった。 もう、面倒なのでいちいち見ない。 だから、まちがってこっちに分類されたものがあっても救出しない。 そんまま処理済に移動。がっはっは。 しょうがないだろ。1500通もあるんだから。
何か本当にまずかったら、電話かかってくるだろ多分。 インターネット上のメールの何パーセントかは、 特に理由もなく消滅しているらしいし。
そういえば、そのメールが消えるという件だけど、当り前だが、 有限状態奇怪じゃなくて機械の処理に、 理由なくそうなっているものなど一切ないのである。 だから、メールがちゃんと送られるのにも、 消えるのにも、全て理由がある。 言い方を換えれば、メールが消えるとすれば、 そのようにプログラムされているからである。
メールは、TCPで通信しているが、 TCPには通信がちゃんと行われたかどうかをチェックする仕組みがあり、 ちゃんと行われなかった場合にはそれを OSを通してアプリケーションが知る事が出来る。 アプリケーションは、場合とエラーの種類に応じて、 よきにはからって処理を行う。 エラーを通知するとか、やりなおすとか、 後回しにするとか、そんな処理である。 そして、こういうふうな処理を行う何台かのコンピュータを経て、 メールがユーザから他のユーザに届くのである。
だから、全てがちゃんと動けば、届くか、 届かなかった事が判るかのどちらかである。 だがしかし、これだけ段取りがあれば、 どこかにテキトーなのが混じっててもおかしくない。 そしてどこかにそういう不具合があれば、全体はちゃんと動かない。 ネットワークの信頼性は一番弱いリンクで決まるからだ。
経験からすると、 プログラムが止まったり起動したり、 来たメールを処理して送り出したりするところで、 データがどっか行っちゃったりすることのないように、 それぞれ一応の工夫はあるんだが、 一秒間に1000通とか(まぁこの数値は、 漢詩に出てくる「白髪三千丈」みたいなもんだと思ってくれ) メールがくると、やっぱりとっちらかって、 どっか行っちゃうデータが出てくるんだよ。普段は平気でも。
その事情は、たとえば、あとから来たデータが うっかり前に来てたデータを上書きしちゃったり。 あるいは、処理中のメールを掴んだまま、処理してるプログラムやスレッドが死んじゃったり、 まぁそんな感じだ。
あ、スレッドって、板の中で上がったり下がったりするアレじゃないほうのスレッドな。
というわけで、正確に言えばこうだ。 メールは理由があって消えてしまうのだが、 それを調査するのは大変なので、 「理由は無い」という事にして、 大本営はそのように発表するのである。
昨日の夕方には居なくなった。 渡りの途中でちょっと立ち寄った、ということだったのか。 居付いてくれると面白かったのだが、残念である。
そのものすごい声量と休みなく続くさえずりに、 練達のウグイスも圧倒されたのか昨日は大人しかった。 ちょっとキビタキ凄いです。 あれだけ鳴いてれば、かなり疲れるのではないだろうか。
お。久々にイカルの声が聞こえる。
今ごろ、さーやとみちろうの子供たちが、 まえのうちの庭に来ているだろうか? それとも、どこか別の場所で繁殖するのだろうか?
またいってきた。 だいぶ大きくなって、生後3週間というところか。 これくらいの大きさになると、両親も縄張の防衛にあまり神経質ではなくなり、 トビが上空を通りかかっても、あまり気にしないようだ。
着いたら、母親が地上に降りて水浴びしていたところだった。 こっちは気づかず、邪魔してしまって悪かった。 父親は出かけていて姿は見えず。
この時期になれば、巣の中をあちこち歩き回るのでけっこう姿が見える。 楽しい。
御子たちお揃いで、お母様と。 お父様は、今朝がたから昨日の残りものしか食べてない(笑)御子たちのために、 御出撃あそばされ、不在です。
しばらくすると彼は小鳥を持って戻って来た。
戻って来て、上空から母さんを呼ぶ。 出て来た母さんに、タイミングを合わせて 1mほど上空で小鳥を離すと、 母さんが空中で反転しつつ見事にこれをキャッチ! 巣に持ち帰って給餌。 この、空中での餌の受渡しはハヤブサとチゴハヤブサの際だった特徴だ。 他の鳥は、こんな技巧に走った餌の受渡しはしない。
こんなの、近くの岩場や木にとまって普通に受け渡せば済むはなしですから、 彼等は間違いなく、自分たちの飛翔技術の優越性について、 明確な自覚を持っていますね。 判ってて、わざとやってますね。
御子達のお守りで汚れた羽を水浴びで洗い、お干しになる、 美女で野獣のお母様。
2カットめ、初列風切(人間の手でいうと、手首から先の部分についている 風切羽)10枚のうち、最初に抜け替わるのは文献によると内側から4,5枚目である。 4枚めか5枚めかは判らない(5枚めに見える)が、 そのあたりの一枚だけ短いのが陽に透けて判る。 換羽では、飛行に支障を来さぬよう、左右の翼の同じ位置の羽が同時に抜ける。 なお、ワシタカ類はハヤブサ類と換羽の順序が違い、一番内側から順に抜ける。 これは、イヌワシ、チュウヒ、ハイタカ類、ハゲワシの仲間、トビなど 全てこの順序であり、ハヤブサだけが異なる。
3カットめの端正な止まり姿の足は、よく見ると 血みどろ。
凶暴無比で、しかもすぐキレるお父様は自然界の撃墜王。
空中餌渡しはその白眉ですが、 それに限らず一事が万事、 ハヤブサの飛び方はいちいち美しいのです。 痺れるほどエレガントで過剰に美しい。
この日はこんな風に岩棚に止まるところを見掛けました。 まず、目標地点上空の真上まで滑翔してきます。 そこからおもむろに翼を引いて目の醒めるような急降下と いきなりの鋭い引き起こし。 これが裸眼でもほとんど見失うような切れ味。 目標の岩棚で速度はちょうどゼロになり、 一切羽ばたくことなく、 全てはこうなる事が最初から判り切っていたかのように、 ふわりと優雅に着地。
高波から飛ぶ塩が煙霧状に漂ってコントラストが低く見苦しいため、 今日の画像データは全て GIMP にて適宜補正してあります。
今日もはやぶさを見に行った。 一度、彼等の飛行を見ると、また見たくなるのだ。 習癖性があるのだ。
調理場の下で見かけた血に染まったハトの風切羽。 羽軸のつけね辺りに、 クチバシでつまんだ跡 がある。
今日は暑いのか、父親はいつもの止まり木の下にある、 岩場の穴に入り込んで昼寝。
最近、ハヤブサの入江も比較的出入り自由で警戒が緩く、 そのせいか、ふらりと入江に入って来たトビの 飛行経路上にハヤブサの巣がある。 これはすぐ引き返さないと、まずい事になるんじゃないかな、 と思ったその瞬間、 爆睡していたはずの父が、いきなり強烈なキックで登場。 必死で逃げるトビに、入江の向こうで寝てたはずの母が あっという間に追い付いて来た。 どんなダッシュ力しとんねん。 これは流血沙汰か?と思ったが、 2羽が交互にくりだす攻撃をなんとかかわし、 羽を散らしながらもトビは逃げ切った。
トビを追い払って戻ってくる途中に、営巣地の近くを 通ってしまったらしく、 父ちゃんがハクセキレイに「キキッ!キキッ!」と 怒られながら戻って来たのがおかしかった。
羽ばたいて暴れる御子。 翼の末端に並ぶ、へんてこなヘラみたいなのが風切羽、 初列風切になる羽が10枚並んでいる。 これがあと2週間くらいで長さ20cm以上に伸びる。 右は御子たちと母。 なんかクレクレ!腹へった!と言っているように見える。 そして、母は、その声を聞かなかったことにしているように見える(笑)。
巣から飛び立つ母と、 それを尊敬のマナザシで見送る雛。 航空力学的完全性がここにある。
カラスやトビ、カモメなど中型以上の鳥はハヤブサの入江に出入り禁止だが、 地上で活動する事の多い種類の小鳥は比較的自由に往来している。 よくみかけるのは、イソヒヨドリと、セキレイ。 種類不明のシギもみかけた。
羽づくろいするハクセキレイ。 ハクセキレイとイソヒヨドリのメス。 そしてイソヒヨドリのオス。 イソヒヨドリはメスも綺麗な声で鳴く。 複雑で美しいさえずりを雌雄で鳴き交わすのである。 なお、イソヒヨドリは、名前とは裏腹にヒヨドリとは類縁関係はなく、 ツグミの仲間である。 ムカデが好きなのか、よく捕まえているところをみかける。
このハクセキレイとイソヒヨドリを含め、 数ペアがハヤブサの入江で営巣しているようだ。 ハヤブサが子育てしている間は、 他の入江より安全なのかもしれない。
今日は、こんなのを何度も見た。 見張り木から風に乗って飛び立ち、 一旦、入江に入る風に乗って十分な高度をとってから ひらりと反転(その瞬間、背に夕日が当たって輝く) そこから捻り込みつつ弓なりに急降下、矢尻の形から更に翼を引いて砲弾の形になって加速。 うわ!何か見付けたのか?と思ったら、 翼を広げて減速し、 巣の隣の岩棚に止まりました。 要するに、入江のあっちの壁からこっちの壁に、 単に移動してきただけ。
今日のランチは、お母様がお持ちになったハト
抜いた羽が風に舞う。
調理もオッケーあらかた終り、 そろそろみんなのところに持って行こうというところ。
これに殺到するご飯クレクレ団。
御子たちはみな好奇心旺盛で、 仕草行動は非常に面白い。 垂直の壁を降りて巣の近くにやって来たフナムシに、全員が釘付け。 頭をヒョコヒョコ動かして、穴があくほど凝視している。 フナムシはヤバい視線を感じたのか、 また垂直の壁を登って去って行った。 通りかかる飛行機を見つめる事もある。
潮だまりでみかけたウミウシ(?)。 15cmくらいあった。
イソギンチャク
岩の割れ目に並んだ砂礫だと思ってたが、よく見たら小さな貝なのだった。