Hamilton のホテルのテラスで営巣していた一家は、 4羽のうち2羽が死亡。1羽は感染で重症。 泉大津の2羽のうち1羽は、多少飛べるようになった3日めに、 巣のあるビルの向かいのビルに激突して死亡した。
江ノ島の一家はどうなったかな。 少なくとも、先週には飛んだと思うが。 まだらちゃんも生きていれば、 今週には飛んだことだろう。
ちゃんと飛べるようになるとは限らないし、 飛んでもハヤブサらしく飛べるようになるとは限らないし、 ハヤブサらしく飛べるようになっても、餌をとれるかどうかはまた別だし、 そうやって生きていけるようになったとしても、 縄張を持って繁殖できるかどうかは判らないのである。 農薬に汚染された鳥を食って死んじゃうかも知れないのである。
久々に自転車競争やりたくなってきた。
全身の毛が逆立つコーナリングのあとの、 全身の血液が沸騰する登りとか。
ぐっ。燃える。
春日山原始林に、またいってきた。 今回はスコープ三脚カメラ装備である。 尻にサドルがズギャリと、ザックが肩にメリメリ食い込み、 すぐそことは言いつつも、かなり辛い。
森はこのような具合だ。 見ての通りの、屋久島系カオス林だ。 なんだか凄いだろ？ この空間が、耳慣れない鳥の声で満たされている。 どんな秘境やねん、といいたくなるが、 うちから自転車で30分くらいだ。
わしに判るのは、これくらいだが、
他にも数種類、聞いた事の無い声があった。
頭の上で、セミの羽音みたいな、「ジジー」という音がして、 何かが暴れている。 2-3匹居るようだ。 何だろ？と思ったら、 キビタキのオスだった。
どうやら、羽ばたき方で、そういう音を出すようだ。 状況からするとオスが何羽も居るところからして、 争っているのであろう。 キビタキがいっぺんに何羽も居て、 互いに争うところなんて初めて見たので、 こんな習性も初めて見る。 頭上で争っている、その翼が太陽に透けて綺麗だった。
せっかくスコープを持ってきたので、 とりあえず頑張ってキビタキを撮影してみた。 レリーズを忘れたため、残念ながら手ぶれが著しい。 これなら自分で描いたマンガの方が良いよな。 このあと、大きな毛虫を食べていました。
これらの森林性の小鳥には、 ハヤブサとはまた違った魅力がありますね。
春日山遊歩道は、ロードでも走行可能(未舗装)だが、 雷雨の直後ということもあり、全身どろんこになっちゃった。わはは。
いつのころからか、とにかくなんでも馬鹿丁寧にやればよい、 という風潮が目につくようになった。 皿に入れ、ラップで包み、袋をかぶせ、紙でくるんで、 輪ゴムをかけ、それを袋に入れたものが箱に入っていて、 それを何かロゴの書いてあるカバンに入れてくれる。
過剰であれ何であれ、とにかく丁寧にしておけば、 文句ないだろ、という判断及び思考停止状態という事であろう。
この現象は、2つの点でムカつく。 まず第一に、わしは無駄が嫌いだ。 無駄は醜い。 公理であれ定理であれプログラムであれ自転車の走行ラインであれ、 山行の荷物であれ、 全ては最小限の、これ以下にはならない、 という極点にこそ美は存在する。無駄はその対極だ。 そして無駄のなかでも、諸君、少数派の諸君、最悪なのが重複だ！ おっと失礼、変なものが憑依した。 すなわち、同じ無駄の繰り返しにより 醜悪さがこのうえなく強調される。
第二は言うまでもなく、白痴的判断停止状態である。 ドラクエの村人が、何度話かけても 「ここはメルキドの町です」 としか言わないのと寸分たりとも違わない。 ドラクエはそのようにプログラムされているから しょうがないのだが、 おお、ぐみんよ。 ひとのくせに、はんだんていしとはなにごとだ。
そういえば、以前住んでいた住居は、隣がケーキ屋さんという 持久系スポーツ愛好家としては極めて危険な状態、 いわば、ガソリンスタンドの隣が花火工場みたいな、 そんな配置だったわけですが、 ごたぶんにもれず、ちょっと油断するとすぐに、 シュークリームだの某ブランだの チョコレート某(名前失念)だのを買ってきてしまったものです。 「補食が無ければケーキを食べればいいのよ」 と、かつてフランスの偉大な選手が言ったとか。
その教えを実践して、とにかくしょっちゅう買って来るので、 その度にいちいち箱に入れてもらってたら、 ケーキの箱だけで引っ越しの荷作りできるくらい溜るまで、 あっという間です。 それはさすがに私の美学以前に 世界に対する犯罪であり地球への冒涜です。 だがしかし、ケーキは買物袋に入らない。どうすればいい？ そこで、俺様がすげぇソリューションを思い付いたんですよ？ ソリューション。偉大なるIT用語ですよ？ 最近はとんと耳にしませんね、どこ行ったんですかね。
で、ソリューションですよ。 店に皿持っていけばいいじゃん。隣なんだから。
おかげで、よくシュークリームおまけしてもらいました。