剣術の里(2007/07/10)


剣術の里

拝一刀やカムイ伝やらその他あらゆるその手の物語りで有名な、 柳生一族の本拠地というのは、どこにあるのか? いや、そもそも、そんなところが日本のどこかに具体的に存在しておるのか? という疑問は、誰しもがなんとなく抱いたことがあるのではないだろうか。

柳生は奈良県奈良市の北東の山間部に、具体的に存在する。 じつは、けっこう俺んちの近所なのである。 江戸時代は柳生藩だったらしいから、 今風に言えば柳生公国だ。

せっかく近所だからということで、妻(カムイ伝のファン)と行って来た。 自転車で。 かなり田舎で、公共交通機関は無いようだ。 クルマがないので、そんなとこに行こうとすれば交通機関は自転車以外無いのだ。 とはいえ、地図で見ればけっこう近所だから、楽勝だと思った。

しかし、なかなかこれが手ごわかった。 田舎の細いぐねぐね道を登ったり下ったりしてるうちに、 デジカメで撮影したよくわかんない地図では、一体どこに居るのか皆目判らなくなってしまい、 クソ暑いなかをぐるぐると林道みたいなところをさまよった。 おそらく本拠地を悟られまいとする、柳生の手の者共の仕業であろう。

変な模様のカミキリムシとか、スポンジみたいなキノコとか、 いろんなものがありました。なかなかの探検度。

ゴルフ場とか産業廃棄物の処理場を幾つもめぐり、 3時間かかってやっと到着しました。柳生の里。

間違いなくここは柳生です。

家老の屋敷というのが残っているらしいので、 なんとなくそれを訪ねる。

柳生の里は山間部の隠れ里みたいなところです。 少し見晴らしの良い高台に屋敷はありました。

あたりまえですが、もの陰から切りつけられることも、 尾行もなく、 食事には眠り薬も入っておらず、 特に何も無い普通の田舎です。 小さいとはいえ、無数のアップダウンを越えて乗ることになるわりに、 コンビニが一軒も無いので、自転車で行くなら補食必須。 クルマは国道以外はほとんど通らず木陰なので 大畑あたりの産業廃棄物王国以外は非常に気分良いところ。 ちょっとゴルフ場が多すぎる気もするが。

2007/07/10

今日はクストリツァ(Emir Kusturica)の映画「黒猫白猫」のサントラ持って来た。

マジこの映画最高っす。音楽も最高。


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