オートジャイロほしい (2007/08/08)


まんぼう

普段は300m前後の深海に住んでいて、 寒くなると上がってきて海面に横たわり、温まってからまた潜るのだそうだ。

あっという間にでかくなるそうだ。 アメリカの水族館では、一年で15倍の体重に育ったものも居るという。 1gが15gになっても驚かないが、なんせ26kgから400kgだからな。

狭い水槽では、壁にぶつかって怪我をするのでうまく飼えないんだって。 それで、透明ビニールシートを垂らして、 水槽の端っこを教えてやるんだってさ。 悟り切った風貌とは裏腹に、こりゃまたせちがらい話である。

元もと、広いところに住んでいる動物が飼育されている風景は、 一般的にせつないものなのだが。

オートジャイロ

先日、久々に「カリオストロの城」をみた。 昔テレビ放映されたものを録画したVHSテープなんだけどね。 シベ超の水野先生のお話しも入ってて。

主要な登場人物の一人である、カリオストロ伯爵の乗物が、 オートジャイロというものです。 この乗物、1920年代にスペイン人が発明したもので、 その後ヘリコプタの方がメジャーになったため、 ちょっと廃れた謎の飛行機械としての味わいを持った存在のようだ。

それはいい。そんな歴史的、文化的な位置付けよりも、 わしにはもっとさしせまった問題があるのだ。 その問題とは、あの回転翼が何故回り、それによりどのように揚力がえられるのか、 というところが全く理解できぬという事だ。

オートジャイロには、推力発生装置がある。 たとえば機体の後ろにエンジン駆動のプロペラがついてたり、そんな感じだ。 これが推力を発生し、機体が前進する。 すると、機体には前から風が当たる。 この風でロータが回転し、その揚力で浮上するのだそうだ。 どこの記事をみても、そんな説明しか載ってない。 これだけでは、正直申し上げて、 右足が地面に着く前に左足を出せば空を歩ける、 そんな説明と大差無い印象であり、 全く理解できん。

回転翼が、前から来る風で回って、その回転で揚力が発生するとすれば、 普通の翼みたいに前から来る風をそのまま揚力にする方が手間が省けて 良いように見える。 なぜそんなややこしい仕組みを使うのだろうか。 仕組み自体も理解できぬゆえ、 その仕組みの力学上の存在意義もよく解らぬ。 飛んでいるところを実際に見れば理解できるのだろうか。

autogiro と綴る。飛んでいる動画を幾つか見たが、 全然仕組みは解らんかった。 しかし、仕組みは解らんが、とにかくこれが非常にカワイイのだ。 これはいい。とてもいい。凄く欲しくなった。

誠に謎の飛行物体だ。 オートジャイロの発明者の航空力学的直観には脱帽するしかない。

ぼくの多神教

友達がSNSで多神教について記事を書いていたので、ぼくなりに考えてみました。

ぼくはいろんな神に世話になっています。 以下、気づいた範囲で列挙します。

イデアの神 - 定理を考えたり証明をつけたり、物事の設計を考えるときに 世話になります。 まず、必要なものごとを全て暗記します。 そしてイデアの神に祈ります。 すると証明や設計や命題が出て来ます。 イデア神は、「2001年」のモノリスみたいなルックスです。 当然、人格神ではありません。

ビットの神とリストの神 - それぞれハードウェアとソフトウェアの神です。 プログラミング時に祈りを捧げます。 最近、その間に立つポインタの神にも祈る事があります。 全員、人格神です。 ビット神とポインタ神は職人系のオッサンです。 一方、リスト神はいうまでもなく、ジーパンTシャツにサンダル履きです。

加速の神 - 競争するときに祈ります。 加速の神は、いうまでもなく女神で、しかも超絶の萌えです。 しかし、いくら祈っても、事前に特訓してないと何の効果もありません。

幸運の神 - これも女神で、こっちはオネェさん系です。 アルパインクライミングのリードで核心の一手、一歩を出す時に祈ります。 いくら祈っても全ては彼女の気まぐれで決まるので無駄なのですが、 つい祈ってしまいます。 とはいえ、これまでのキチガイ的行動の数々とその顛末を思い起こすと、 それなりに彼女に愛されているのかもしれません。

以上、冗談でもネタでもなく、実感です。

まんが

銃夢LO 10巻

海獣の子供

どっちも出てたの知らんかった。 五十嵐は、伊勢ツアーで行った部室にあったので読んだ。 これを買おうと思って本屋に行ったら、銃夢も出ていた。ウヒ。 すげぇ得した気分。

かぼちゃの冒険

「海獣の子供」の2巻を買いにでかけた妻が、 書店で見付けて買って来た。

べんとう

わしの弁当箱には、蓋に弁があるのだ。

この弁は、外向き一方通行という仕様だ。

どうも電子レンジで温めた時に圧力を逃す仕組みらしいが、 フタをずらしてレンジに入れれば済むことで、 最初はしょうもないギミックだと思ったんです。 出入口が増えれば、洗う箇所も壊れる箇所も 気密が破れる箇所も増える一方ですからね。 ところがこれがですね、ある時気づいたんですが、 非常に役に立つんですよ。 じつはこの弁が、凄いんです。

これのおかげで、弁当に汁モノを入れてきても、まず絶対に漏れないのです。 なぜか?

この弁を減圧に使えるんですよ。 この弁は外向き一方通行なので、フタをしめてから、 ちょいとフタを押えると、空気がこの弁を通して外に出る。 そしてそのまま、中が負圧に保たれるのだ。

こうなると、大気圧により蓋が容器に完全に圧着されるわけです。 フタをパッチンと容器に固定する仕組みは一応あるが、 弁当箱の気密を保持しているのは、この固定装置ではありません。 そのような固定装置で気密を保持するためには、 蓋や容器が相当程度の剛性を持ち、めくれあがったり歪んだりしない必要が ありますが、この弁当箱は、そんなに頑丈ではないのです。 実際、蓋弁による減圧に気づく前は、しばしば汁が漏れる事がありました。 その頃は「あーあ。ダメだなこの弁当箱」と思ってましたが…

前日に作った弁当を冷蔵しておき、朝、持って行こうとしたら、 中身が冷えて負圧で蓋がヘコんでいるのを見て気づきました。

蓋をあけるときは、この弁で中身の減圧を解除します。 つまむところがあって、ひっぱれば弁が開くわけでして。 減圧を解除しないと、当然ながら蓋は簡単には開きません。 そして、わざわざつまむところが付いているところからすると、 どうやらこれが本来の使い方のような気もするわけで、 そうなると、この弁当箱を考えた人は、かなりデキル。 相当の切れ者であると言えよう。 昼の弁当にカレー持って来るくらい余裕。 なんせ大気圧が蓋を押えているので、絶対に漏れない。


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