おひつデビュー (2007/08/25)


おひつ

自転車仲間の内池氏宅に、おひつがあって、これが非常に良い具合で うちにも欲しいなぁ、と漠然と思っていたのだが。

先日の旅行で、道沿いに桶の工房があったので、 そこでおひつを買ってきた。

うちは圧力鍋でごはんを炊くのだが、 炊いたのをこれに移しておく。 さっぱりしてウマイのは当然であり、 また、鍋そのまんまより、冷めないのも当然であって、 非常に具合がよろしい。

食事が終ったら、残ったごはんはこれから小さい容器に移しかえて冷凍する。

2007/08/24

素晴らしい保護色ですな。

この保護色によほど自信を持っているのか、これほど接近しても逃げない。

うちの森に生えている木になっている実。

メジロやヒヨドリがよくこれを食べにくる。 また、彼等がブラさがって突ついて地面に落ちたものを、 キジバトが拾っている。

昨日も少し雨が降り、今朝はずいぶん涼しかった。

モズ3羽(大人1羽子供2羽)、チュウサギ。

alula

鳥の手首の部分から生えている、小さい翼。

わしら人類でいうところの親指(文献によって異同あり、人差指とする記事もみかけた)相当の骨に、 羽が3-5枚生えたもの。 この羽は初列風切羽のように羽軸が翼前縁側を通る、非対称な平面構造の 飛行用の羽だ。

普段は主翼にぴったりと畳んで揃えてあるが、 難しい飛行動作(急旋回、低速時、不安定な気流など)を行う時に補助的に 使われることが多いようだ。

猛禽類は、わりとこれを積極的に使う。 急降下時に主翼を畳んだままこれを伸ばして角度や姿勢を調整するとか、 崖や枝に吸い付くようにピタっととまるときに、 使っている。 わしも、そういった飛び方を見るまでは、 鳥の翼のこんな構造には気づかなかった。

航空機でいうと、 canard 翼と前縁スロットの役割を兼備する存在に見える。

スパコン

クレイとかの、いわゆるスパコンは、 当時のミニコンとかマイコンと何が違うのか? もっといえば、どこがどう「スーパー」なのか? むかし、学部の頃になんとなくアーキテクチャの授業で聞いたが、 なんだかよく解らぬまま単位をもらった。 そこで、最近の仕事とも関係があるので、ちょっと勉強してみた。

設計だけから言えば、要するにこういう事だと理解した。

計算といっても、漠然とした公式だけ黒板に書いて、 あとはそれを見た人間が暗算したり紙に書くのとは違い、 普通は何らかの形式言語で表現するわけです。 もっといえば、その時代で計算を表現する形式言語といえば fortran です。 なんせほんもののプログラマの時代ですからね。

一方、スパコン以外の、つまりノーマルなコンピュータで、 その fortran のコードが評価されるとして、 実行に時間がかかる大変な処理をこなしているとき ハードウェアとしてはどういう状態かというと、 プロセッサの中の大きな回路のうち、働いているのは ごく一部、演算器と一部のレジスタだけ、なわけです。 そして、評価されているコードで言えば、 それは、ズバリ、 for ループです。

以上のプロファイリングにもとづいて、 高速化の手口を探れ、と言われれば、誰もが思いつく自然な問題設定は、 「この for ループの中に居るうちは、広大なプロセッサのここしか動いてない。 これが律速ってのはマシンの設計としてどうよ?」 というものになるでしょう。

そして、これに対する自然な解答の一つが、 ベクタプロセッサです。 この種のプロセッサには、 for ループをガバチョンとまとめて計算しちゃう、 というのに相当するハードウェア上の機能があり、 それを呼び出す機械語命令というものがあります。 コンパイラがコードを解析して、バカ正直にループを評価する代わりに その命令を使ってくれたり、 あるいは、オブジェクトコードをほんもののプログラマが バイナリハックしてそういう機能をフル活用するコードにチューンしたりするわけです。 これが大文字のスーパーコンピュータ時代のスーパーコンピューティングです。

ところで、こういう仕組みというのはべつにベクタプロセッサに 限ったものではなく、実装は他にもあって、 それぞれ応用範囲も値段も、いろいろと違うわけです。 しかし、全てに共通する発想は以上の通りなのであります。 つまり、「大規模な演算において、 時間をくっているところを特定し、 そこを相当程度高速化するようなハードウェア上の仕組み及び、 プログラミングインタフェースを用意した、あまり世間では見掛けない計算機」 をスーパーコンピュータというのです。

ここから、次の事が解ります。

まぁ正直いって、私はこういう人間ですから、 ベクタプロセッサにはかなり萎えました。 しかしその時、電撃が訪れます。

こいつです。 このトシになると、人が作ったものに感動することなど まず無いわけですが。 これを今まで知らんかった事自体、 恥とせざるをえないわけだが、そんな外聞をぶち砕く衝撃ですよこの計算機は。

痺れる。

ボルヘス風にいえば、この粋な計算機のおかげで、 私の仕事もいくぶん華やいだものとなるのである。


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