名月(2007/09/26)


用語

ポアンカレ予想が証明されてどうこうというのが 一般メディアに出た頃に憶えなおしたはずだが、 もうどれがどれだったか判らなくなってやがる。 憶えるのはどうかしらんが、 とにかく忘れるのが速すぎるというのだけは言える。 なぜこれほどまでに忘れるのか。ヤル気がないのか。

忘れたら、自分の代わりに友達が腕立てふせをやらされる、 とかだと忘れないのかねぇ。 「用意.. 始め! ガウスに一回、ポアンカレに一回…」

家庭の事情

うちにビデオが全部揃っていてよく妻が見ている「赤毛のアン」だが、 主人公の恋人がハックルベリー フィンみたいな奴だったら面白いのにな、 といつも私は思う。

それではまるきりウチと同じではないか、という話はあるのかないのか。

しごと

完全に停滞。渋滞。沈滞。

あーあ。

もっとネタを仕込み直して発酵させるしかないか。

なんだかんだで、もう3ヵ月しか残ってないのな。今年も。 長かったような短かったような。 いろいろやったが、結局のところ何もやってないような。

そんなこんなで今日はゲッソリ。

隼の雛

昨夜うまれたそうだ

いつもながらかわいい

名月

xephemによると満月は明日らしいが、今日は空気が透明で月がとてもきれいだった。

こんな夜は年に何度も無いので 望遠鏡を持ってベランダに出てみた。

万歩計

電池交換のために蓋をあけてみた。 中身はこうなっている。

縦に振れるオモリがあって、 それにとりつけた非常に細いバネが突っ張って オモリの重さを微妙に支えている。 オモリは磁石でできていて、基板にはセンサがあり、 これがオモリの上下を計測する。 ちょっとした加速度でオモリは下がるよう力学的に微妙なバランスが保たれており、 これにより歩数を数える事が出来る。

バネの本体側の支点は左右に移動することができて、 これにより力学的バランスを調整することができる。 歩行として計測する加速度の閾値をユーザが若干調整できる仕組みだ。

力学時計萌え者としては、 軸受けに石くらいあるだろ、と思ってたが案外皆無。

フランドル

あまり日本では馴染みのない国ですが、ベルギー。

ワッフルくらいでしょうか。あと、ネロとパトラッシュ。 それ以上になると、私の知っているベルギーといえば フランドル絵画とかフランドルの自転車レースとか そのファンのキチガイぶりとか、 ビールがうまいとかその程度。

南部フランス語圏と北部のフラマン語圏がある。 自転車キチガイが多く生息し、変態的な試合が春先に多数組まれるのは、 その北部フランドル地方である。 だからベルギー出身の凄い自転車選手は大概がフランドル地方の出身である。 黄色に黒獅子が描いてある旗がフランドルの旗で、 ベルギーから遠く離れた場所で開催される試合でも、 この旗が一番良い場所を陣どって暴れているのが見られる。

そんなわけで、なんとなく、だが、勝手な先入観で フランドル地方はベルギーの政治経済において足をひっぱるお荷物ちゃん なのではないだろうか、 というそんな印象があった。

ところが実際には全く逆なのである。 ベルギーの政治経済を牽引しているのは、 このフランドル地方なのである。 いわゆる鬼引きである。 これは自転車競技用語であり、 すなわち後ろについて風を避けてるはずなのに、 ぶっちぎれそうになるくらいの引きまくりという意味である。

自転車競技では、後ろにつくと風を避けられて非常に楽だが、 その、楽で有利なポジションに居る奴を、 自分が不利なポジションのままぶっちぎってこそ漢、 という評価がある。特にフランドル地方で根強い。 セコい段取りはフランドルではあまり評価されない。 評価されないが、フランドルの選手はみな、 ひどいコースを走り慣れているので、 運転がうまいうえに戦術にも長けた、寝技師ばっかりなのである。

フランドルのオッサンは自転車レースに狂ってるスカポンと思わせて、 実は仕事のできる寝技師。 こういう、「ダメと思わせて実は脚を残してる」のを 自転車競技用語で「三味線をひく」という。 すなわちフランドルは全面的に寝技地方。 さすがにメルクスの地元は違うな。 てごわい。


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