つきみ(2007/09/27)


戦闘機のなまえ

falcon と eagle を使っちゃったから何も残ってないというのは 語彙と想像力の貧困すなわち詩的直観の枯渇にほかならぬ。 世界にはいくらでも恐ろしい鳥は居るのである。 だから、raptor などという間抜けな名前はやめたらどうだろう。

どう繕っても殺人の道具なんだから、 霊長類を専門に捕食する恐ろしい crowned eagle はどうであろうか。 新しい戦闘機はむちゃくちゃに高くて日本くらいしか買えないというのも、 2年に一回しか繁殖しないというこの previleged war bird にひったりではないか。 すなわちこの鳥はヒヒなど大型の霊長類を狩る動物である 豹との類比から、現地では次のように呼ばれているのだという。

flying leopard

うっわ。恐ぃね。戦闘機の名前はこうでなくちゃ。

その次の主力戦闘機には南米にこれと似たようなオウギワシというのが居るから、 それから名前を付ければいい。 今のはF15から数えて30年は経っているから、 これであと60年は名前の心配をせずに済む。 60年も経ったらアメリカなんか エネルギー危機と人種偏見で分解消滅してるかもだから、 ひょっとしたら永遠と同義だ。

それからF16の次の軽戦は Saker にすればいい。 語源は隼のアラビア語だそうだ。 中央アジアから北アフリカに生息する大型の種類である。

つきみ

うちから月を見つつ一杯やっている。

しけんにでないえいたんご

むかし「試験に出る英単語」という本があった。

単語だけ憶えてどうすんだ?といつも謎に思ったものだが、 今になって似たような事をやってるのもどうなのかね。

ただ、外国語にたくさん接していれば、 そういう筋トレ的な勉強も補助的な意味があるとは思う。 暗算の特訓をすれば数学ができるようになるのと似た構造だ。 キーになり、しかも習得がやや困難な知的技術というものがあれば、 それを取り出して集中的に訓練する事には意味がある。

さめ

昨日、 blue planet を見てたら、 小笠原でいつもおなじみの white chip shark すなわちネムリブカが 夜中に大暴れしてる場面があった。 大人しい鮫ということになっているが、 全然おとなしくなかったぞ。 鮫で沸き立つ海に海賊が人質を突き落す時に、 海で狂乱してるやつと寸分違わぬ様子だった。

わしがネムリブカを初めてみたのは、 浅いところで2mくらいの至近距離だった。 サイズはちょうど自分くらいだったかも。 初めて見た鮫にこっちも驚いたが、 鮫も昼寝から(たぶん)起こされて驚いていた。

たしかに、ネムリブカは昼間は大人しい。 しかし今やっと判った。 夜の顔が本物で、昼間ののんびりさんは仮の姿である。 テクノロジーや知識に惑わされて自分が食物連鎖のなかでどこに居るのかを忘れ、 調子に乗ってはいけないと思い知った。

ただ、危険はそれ自体が快いのだが。

ビルマ

今、国連で議論されているという経済制裁なんて何の効果も無い。 インド、中国、ロシアと取り引きがあれば、軍政府は困らないからだ。

この3国はビルマ軍政府との関係は、絶対に切らない。 インド、中国は国境を接しており、隣国の政情不安は断固容認できない。 また、インドは中国の、中国はインドの影響力が増大するのが困るので、 お互い軍政府への援助はやめられないのだ。 ロシアに至っては原子炉まで売った。

こうなった背景には、ビルマの天然資源がある。

以上の理由により、これまでビルマ人民の抑圧は容認されてきた。 この構造が全く変化していない以上、 私は今回も同様の経過を辿ると思う。 無論、これはムカつく話であり、私としても 「未来少年コナン」で蜂起した人民がツルハシ持って三角塔に登って来たみたいな 展開を期待したいところですけどね。

ビルマが国境を接している主な国は、左から右まわりに バングラデシュ、インド、中国、ラオス、タイ。 なお、日本や西欧メディアにおける報道の大部分はタイ経由である。


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