今日退院してきた。
ちゃんと直って来た。よかった。 レンズユニット交換だそうだ。
これからも大事に使います。 直してくれてありがとうございます>Richo の中の人。
入院させたのが10/17であるから、2週間弱。移動を考えると10日ほどで 直った事になる。
そうこうするうちに、新型が発売になるそうだ。 半年で消えてなくなるせつない存在の小型デジカメというジャンルにあって、 こいつはまるでガンコ親父のように屹立するたのもしいやつで 2年ぶりのモデルチェンジである。 新型も28mm相当固定焦点というヘンクツぶりが 遺憾なく発揮されているあたり、非常に頼もしい。 同時に現行はファームウェアの最終アップデートだそうだ。 11月末発売。
なんとなく気になるのが40mm相当へのテレコンバージョンレンズの発売だ。 今の一眼レフでは28mmも持ってはいるが、私は50mm F1.4 と35mmのコンパクトカメラで育ったので、 そのあたりの画角のものがあれば良いのだがなぁ、と時折思っていた。
ただ、テレコンは、 やはり GR-D ユーザであるやまださんの読みでは 発売当初はかなり入手困難商品になるのではないか、との事。
とにかく、GX-100みたいなファインダが付いたらどうしよう、 とちょっと心配(何のだ)してたのだが、 そういうカブり方をせず微妙に住み分けてきたあたり、 Richo さんもお上手ですこと。
研ぎ澄ますという日本語があるが、これにそのまま対応する英語は sharpen だろうか。
どちらも刃物を研ぐ作業が持つ意味を他の領域に比喩的に拡張してできた 用句だ。
刃物を研ぐという作業自体は非常に単純であり、 仕組み的に述べると次のごときものだ。 すなわち、切先の厚さで10マイクロメータ以下、 その側面は所定の角度になるまで、切先を構成している側面を削り落す作業である。 削り落す道具として使われるのは、普通は砥石で、 砥石の粒は酸化アルミニウムとかザクロ石であり、これは 刃(熱処理されたマルテンサイト組織の鉄-炭素合金)よりも硬いので、 これを削り落す事ができるのである。
削り落す作業であるから、そういう作業に常についてまわる、 様々な課題が研ぎに関しても同様に存在する。 すなわち、研削面を正確に作るとか、キレイに仕上げるとか、 そんな話だ。 これがうまくいけば、二つの面が合わさったところに構成される切先が、 十分に鋭くなり良く切れる刃ができる。
手で持って使うような刃物において、 よく切れると言われる刃の厚みは既に測定によってよく知られているところであり、 その寸法は前述のとおり10マイクロメータ以下である。 ヒトケタ前半が新品のカミソリの刃先寸法といわれている。 よく切れる砥石で正確に刃先を作っていくには、 やはり技術と集中力が必要だ。 技術ならびに集中力の向上と刃先の鋭さはよく一致するので、 「とぎすます」という用語が刃の研削を越えて広い意味を持つようになったのは、 当然のなりゆきだろう。
刃と同様に自分も「とぎすまされ」てゆき、手持ちの刃物に 良い刃がついてくると、怪しげな気分になってくるのは私だけだろうか。
ところで、鋭くなるのと逆方向、 すなわちナマるほうだが、 日本語でナマりといえば結晶構造の変化である。 すなわち焼きナマリである。 一方、英語は切先の摩耗というメカニカルな過程だ。 だから、英語は dull になっても sharpen すればよいわけだが、 日本語では焼き入れからやりなおしであり、かなり大変。
雛が1羽とか2羽だと、 本当にヒマそうだ。 今日も母親は巣の前で2時間ほど、 頭掻いて、羽づくろい、背伸び、そして極めつけの昼寝である。
いやぁ。優雅なもんですねぇ、野生動物ってのは。
それにくらべて、何なんですかねぇ、このわしらの忙しさは。 野生動物を見ていると、何かが根本的に間違ってるように思えてならない。 そうかわかったぞ! 遊んで暮らしている奴等に搾取されているんだ! それはそれとして、腹へったな。 お。雛がベランダの縁に登るようになったぞ。
白い綿毛が抜ける時期になると、雛は非常に痒そうだ。
artillery は距離と方角から射角を計算して射撃する 弾道射撃を行う砲をいう。 いわゆる間接照準である。 ゴルゴが照準眼鏡などを用いて眉間にビシっと撃ち込むのが直接照準。
この計算はかなり大変なのだ。 今わしらが使っている微分、積分はこの計算をするための テクノロジだったのである。 今、我々が使っている汎用プログラマブルコンピュータも、 その祖先を弾道射撃のための道具にたどることができる。 海軍では砲科が一番のエリートコースだった。 間接照準でタマをマトに当てるには、 むずかしい微分方程式を解いて 正確な数値を計算せねばならなかったからだろうか。
ちなみに距離は測距儀(レンジファインダ)という光学機器で測定した。 左右にd離れた二つの望遠鏡から距離Dにあるものを見れば、 角度が(/ d D) だけ違って見えるので、この値で 二つの望遠鏡の距離を割れば目標までの距離が判るというものである。
ライカのMシリーズというカメラにも同じものが付いているが、 こちらはもうすこし巧妙で、難しい方程式を解かなくても良いようになっている。 撮影対象までの距離とレンズの繰り出し量は一対一に対応するので、 レンジファインダで測定された距離がそのままレンズ繰り出し量に対応するように、 機械的なカラクリがレンズに内蔵されているのである。
すなわち、撮影距離をd、レンズ繰り出し量をlとすると、 l=f(d) となるような関数fを実装した部分がレンズ鏡胴の本体側に存在し、 これとレンジファインダが機械的に連動するので、 レンジファインダを見ればどこに焦点が合っているのか判るのだ。
この関数はレンズ毎に異なるが、 関数が実装されているのはレンズ側というのが巧妙なところで、 レンズ毎に対応する曲線を削り出しておけば、 本体側のレンジファインダ周りの機構は、一切いじくる必要が無いというわけだ。
などと、熱く語っている私だが、 そのような念の入ったカラクリを備えるドイツ製品の例にもれず、 ライカMシリーズは非常に高額なカメラなのであり、 私は一個も持っていない。
朝晩はけっこう寒くなって来た。
ノーパソのAC電源をふんづけていると、足が暖かい。
職場の研究発表大会
立ちっぱなしでたくさん喋って疲れた
変な質問をするトンデモ君は一人も居らず
せっかくカメラが治って来たが、 今回も特に画像は無し。