ハピバースデー ディア ジーザース!!
どこの穴で育った?
北極です。サー!
なんてこった!北極でとれるのはオカマかトナカイだ。 トナカイには見えんからオカマか?
プログラミングの世界において 「同一の対象」と「たまたま中身が同じ」を区別せずに 単に「おなじ」と言っていたのでは全くはなしにならないように、 イヌイットのひとびとは、わしらが単に「雪」というところを 何種類もの語彙を使い分ける。 積もってから陽が当たった雪と、降ったばかりの雪、風に吹かれた雪では、 全く違うわけで、これらを単にひとこと「ゆき」とだけ言ってたのでは、 全く話にならないのである。
べつにわしら日本人もそういう必要が全く無かったわけではない。 雪の多いルートを登るアルパイン クライマーのひとびとも、 やはり「ゆきがありますねぇ」の一言では済まない状況にしばしば立ち会うからだ。
もし「降ってから何日も経っていて結晶のカドはとれてしまい、 何個かくっついて粒も大きくなってザラメ状だが、 何故かいくら踏んでも固まらない雪」 を意味する言葉があったら、 登攀活動上、情報伝達が非常に有効に行える。 特に、積雪期の谷川岳において有効である。 だから、そういう雪を意味する単語がある。
「ほしざらめ」という。
「ここはほしざらめで痺れる」と言うだけで、 確保している方は何に備えねばならないか、すぐに判るし、 「あそこは草付きにほしざらめが乗っている」というと、 聞いた方にはそこで必要となる配慮と技術(と幸運)がすぐに判る。 イヌイットの語彙にほしざらめ相当物があるかどうか、私は知らないのだが、 多分あると思う。無いわけがない。ほしざらめはてごわいからな。
この語彙は登攀中に吉川さんにおそわった。
ホームセンターとかで、店先に並べてあるサスペンションのついた、 車輪をはずすのにスパナが要る自転車には、 よくみるとフレームのどこかに「荒れ地や山を走るな危険」と書いた シールが貼ってある。 山や荒れ地を走ってもいいやつは、 車輪が素手で外せるようになっていて、 値段が10倍以上して、だから店にあったとしても奥の方の壁の高いところに ひっかけて飾ってある。
今回、フープロは 店先に並んでるほうを買っちゃったのかな、という気がしている。 まぁいいや。壊れるまで使おう。
このへんの電気屋には在庫してないんですよバーミックス。 このへんの自転車屋では、車輪が素手ではずせる自転車を扱ってないように。 ついでにいうと、このへんのカメラ屋にはリバーサルフィルムは置いてないし、 このへんの本屋ではオライリーの本も扱っていないし、 スーパーにはマーガリンばっかり置いてあるし、 並んでるワインはネジ栓だし、 駅に入ってるモンベルでは登攀用ロープは扱ってないのである。 最後のは、関係無いか。
でもじつは駅前に一軒だけ、そういう自転車屋さんがあるんだ。 店内には、店主のものと思われる、 スチールのかっこいい1990年頃のコルナゴがあるんだ。 自転車に関してキチガイ的にうるさい私も、 こういう店なら安心して任せることができます。 ヘッドスパナとかBBをバラすへんてこな工具も全部自分で揃えなきゃいけないな、 と覚悟してただけに。 何のはなしだっけ。
安いものには安いなりの理由がある、って事だった。 切り刻むやつは容器がすぐ壊れそうだから、今のうちに壊れそうなところを CFRPで補強しておこうかな。
だいたい目標を達成しつつある。 さすがに、まさか仕事でルベグ測度を勉強するはめに 陥るとは思ってもみなかったのであり、これは予定外だが。
今年、自宅の窓から見た野鳥は以下のとおり。
来年は、イヌワシを見よう。 それから、一発あてよう。
跳ねる鳥たち
年賀状を作りました。ねずみ算です。 宇宙観が「バイバイン」で初めて具体的に構成されたという人も、 このらくがきの読者の方では多いのではないでしょうか。 来年もよろしく。世炉熾矩。