カモメ柱 (2008/01/05)


2008/01/03

最近みかけないへんなもの

昔は、よくこういうのありましたよね。永遠に流れ続ける壷。 流れ出る水のなかに透明な管が仕込んであって、その中を 壷まで水が送り込まれる。流水のゆらぎと、 管の物質と水の屈折率がけっこう似ているせいで、 流れの中に管が仕込んであるのがちょっと見ると判らない。

最近見掛けないけど、どこいっちゃったんでしょうか。

しけんにでないえいたんご

うちは地上波が届かないので、私は基本的にこういうものを知らないわけです。 ではいかにしてピタゴラスイッチを知るようになったかと言えば、 私の性癖をよく知る JECC の吉川さんに、山に行く車中で聞いたわけです。 これがピタゴラスイッチを知ったきっかけです。 彼のおすすめは「アリゴリズムたいそう」で、 絶対断固気に入ると断言していましたが、まさにそのとおりです。

私が emacs の何が好きかって、そりゃいうまでもなく、 こいつは空前絶後最強のピタゴラソフトウェアなのですよ。 だって、いちいちキーを一つ打鍵するたびに、 lisp のコードが eval されてるんですよ。萌ゆ。たまんね。

動画サイトで Rube Goldberg で検索すると、 いろんなへんてこマシーンの動画が満載だ。 私と同様の性癖の持ち主、つまりいちいち普通のループを 末尾再帰で書いてしまうような人ですが、 そういう人は半日は余裕で潰れるから注意。

とり

スズメには2種類がある。スズメと、ニュウナイスズメだ!

うちにニュウナイスズメが来た。

外見上の違いは、眼の上の白い筋と、頭部の眼の後ろにあるやや白い部位、 スズメにある頬の黒斑が無い事だが、 これらを直接見て識別するチャンスは少ない。 今回初めて見ただけだからなんとも言えないが、 なんとなく、一番役に立つ識別点はスズメとの行動の相違という気がしている。

実際、カラ類が来たのだと思って双眼鏡を見て初めて「なんか変なスズメだな」 と気づいた。

午後は今年初めての鳥見散歩。オシドリ38羽 オオタカ1羽。 正月から鷹が出て、たいそう縁起のよろしい事で。 おりからの強風のなか、 ウやカラスが吹き飛ばされそうになってヨロケながら飛んでいるところを、 気流を完全に読み切ったエレガントな飛び方で平然と帆翔していた。

これがノスリとかトビだと一富士二鷹の鷹にあたるかどうかで、 若干ビミョーな感じになるところでしたが、オオタカなら文句ないでしょう。 むしろあの凶暴さと凶悪な面相、そして卓越した飛翔はまさに鷹の中の鷹。

野イチゴだ。

先日来、カゴにミカンを入れて軒先に吊しているのだが、 野鳥は全員が完璧に無視で、検分すらしに来ない。 それも当然で、野にはまだこんなものがたくさん残っているのだ。 わざわざ人家の軒先なんかに来るわけが無い。 これなんて、御丁寧にも毛虫付きだぞ。 メインディッシュと前菜が一緒になってるわけだ。 アホくさ。もっと木枯しが吹き荒れるまで、食堂は引っ込めようかな。

2008/01/04

ツリーハウスいいな。

樹上に床だけ作って、そこにテント張るだけでもいい。 だが、地面からの高さは、10mは欲しい。

でもそれではツリーハウスじゃなくて、 National Geographic とかの 記者が中に隠れて珍しい動物の写真を撮影したりする、いわゆる一つの ブラインドというやつではないのでしょうか。とも思った。 やっぱりハウスというからには、中でしゃがんだり寝てるだけではなく、 立てないとなぁ。

こんな冗談じゃなく、ちゃんとした事情があって本気で樹の上に住んでるのが Korowai 族。

はなしは変わりますが

子供の頃、近所の公園の街灯に漏電を起こしているものがあり、 街灯の柱と地面のある地点を触ると、ビリビリくるのだった。

アホな小学生男子の間で、 これで感電するという肝試し(漢勝負ともいう)が非常に流行った。 一種のエクストリームスポーツです。 賢明なる読者の方々はお察しのとおりですが、 先頭切って感電していたのが私です。 ビリっと来てぶっとんで、後ろのカンバンのカドにしたたか頭をぶつけて 血を出した奴も居ました。 私もぶっとんで、なぜかヒジの内側を強打して(あの、ビリビリくるところ)、 マジで痺れました。 すんません。 当時からアホでした。たいへんもうしわけない。 よくこの年まで生きながらえたものだ。

今日も、夕方になって買物で表に出たときに、空高くオオタカが飛んでいた。

実家でも最近よくオオタカを見るそうだ。 そして橋にたくさん住み着いていた鳩が引っ越して居なくなったとな。 関係あるのか無いのか。 近所にハヤブサが住み着いたら、鳩が町中からゆくえをくらました、 という話はたまに聞くが。

以上により、今年は景気失速だそうです。 そもそも、もともと景気なんて全然良くなってないわけで、 今ごろになって化けの皮が剥げたわけですがね。ケッ。 むしろ私としては、景気が良くなると白痴的空騒ぎが目に付いて不愉快です。 だから景気なんか良くならなくていい。 世の中、その方が落ち着いて好ましい。

2008/01/05

しかしこのトシになって初めてフーリエ変換というものを知るのは、 人としてどうなんですかね、 という人聞きの悪い話しはあるものの、 こりゃ衝撃のテクノロジーですよ。 凄すぎです。感動した。 正直、ヒルベルト空間なんて何のためにあるのかよく知りませんでした。 いまは反省している。

中野さんに聞いた話しでは、 ヒルベルト空間、量子力学でも使うそうです。 いま、ちょっと調べてみたところ、量子の状態空間がヒルベルト空間なのだそうです。 全然見当つきませんな。 それよりこの、量子力学の変てこな記法ですが何なんすかね、これ。 いつも思うのですが、物凄く読みにくくないですか? 文化の相違なのですが、 いちいち違うものに違う記号を割り当てる必要は無いでしょう。 数学みたいに、同じ記号を使い回せばいいのに。

ヒルベルト空間の出自は関数解析か。

むむ。たかぎひろみつせんせい、正しいマイコン少年だったのだな。 私のように、汎用プログラマブルマシンのデビューが大学入ってから、 しかも生協で買ったポケコンという経歴は、 知合いのハカーの人々の間でもせつないほうなので、 ひけめを感じなくもない。

こいつは妙に度胸の座ったやつで、全く逃げない、気にしない。 右のカットは枝がかぶってまことに残念だが、 小鳥なのに、捕食者として両目で前をよく見られるようになっているのが判る。

謎のカモメ柱。ものすごい数のカモメが上昇気流を捉えて柱状に群れていたのが、 一斉に西に向かって滑空していった。 鷹と違うところは、 高度を稼ぐ過程では非常に密集しており、 一斉に同じ向きに旋回して渦を巻いているところで、 ちょっと不気味さすら感じさせる迫力があった。

何なんだ?


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