無線LANとかなんとかいっても、 どうせ電源ケーブルがあるわけで 意味ねーよと思っていましたが、 さすがに自宅では、どこの部屋にもコンセントがあるようなぐあいに どこの部屋にも LAN口があるわけじゃないので、 かなり便利になった。 そして、こうなるとやはり電源ケーブルが著しく邪魔だ。 電源ケーブルさえ無ければ、本みたいに使えるのに。
そういえば、今使っているノーパソは右に電源ケーブル、左にLAN口があって、 左右から電線が出ることになるわけだが、 これは非常によくない。 どちらかに揃っていると、まだだいぶマシだと思う。 よくみると、電源口の横には穴があるんだけど、 それには電話のマークが描いてあるんだ。 これ何だろ? モデムかな? いまどきは、モデムってどう使うのだろうか? ただでさえ狭い匡体の出入口に、電話の穴があいてるのはどういうつもりだ。 それともワシが知らないだけで、 電話の穴も何か役にたつのかな。
昔のブラウザには「画像は出さない」とかいうオプションがあったりして、 あと、ネットスケーブナビゲータというブラウザは、 当時としてはむちゃくちゃにでかくて遅かったから、 専らテキストブラウザを使ったりしていたものだ。 当時の通信速度になったとして、 今使っている firefox で普段みているサイトを閲覧したら、 どうなるのだろうか。 当時の通信速度というのは、 telnet して nemacs -nw がどうにか動くくらい、 という意味である。
3KBytes/s では、147KBytes の通信に50秒かかる。 147K というのはこのサイトによく載っている画像の平均的な寸法である。
食事を作るのではない。
つまり自分が誰か(つまり他の野生動物ですな)の食事になる、 という話である。
数年まえに冬の中部山岳の稜線で遭難があって、 うまいぐあいに数週間で見付かった (春まででてこない場合も多い)のだが、 雪から出てた手と顔が無くなってたらしい。
識者の見解では、イヌワシのしわざ、とのことである。
先日読んだ、スコットランドの研究者の書いたイヌワシの本によると、 生息地域によっては冬場の食糧のかなりの割合を屍肉が占めているそうだ。 凍った自分を腹が減ったイヌワシがガツガツ食べるというのは、 なかなか悪くない。 ああ。イヌワシだったら食べてもらって構わないよ。 こういうのはなんと言ったっけな、 「鳥葬」だ。
でも、冬場に稜線をうろうろしてる鳥というと、べつにイヌワシだけじゃない。 冬場でも天気が良いとトビやカラスは登って来ますから。 だから、断言するのはちょっと早いかな、とも思った。 だけど、どうせ食われるんならえりごのみしてなんですが、 なんとなくトビやカラスじゃなくてイヌワシの方が良い感じ。
「鳥葬」で検索したらチベットで見物してきた人の記事がでてきて面白かった。 冬山で遭難したら大概動物の餌になって、あんまりちゃんと残らないらしいよ。 ホネも持って行っちゃうんだってさ。ちなみに毛は鳥の巣になる。 自分の毛で雛が育つのであれば、それはそれで良い気分。
海外出張。フロリダ。わりとすんなりフロリダには来た。18時間かかった。
CCでのカネのおろし方が判らず、持参のゲンナマをとりあえず空港で $ に変換し、それを握りしめたまま宿にタクで移動。
移動の車中からいきなりペリカンが飛んでいるのが見える。 あたりまえだが、ペリカンも野生で居るところがあるはずなのだが、 具体的に考えた事はなかったのでちょっとビックリ。 70mp/hでハイウェイを走るタクシーを余裕でぬいていくペリカン。 あとで図鑑をみると(ちゃんと鳥図鑑と双眼鏡も持って来た)カッショクペリカン、 絶滅が心配されている種だそうだが、 このあたりでは普通に居る水鳥である。 時々はばたきをやめて滑空しながらも、クルマより速いペリカンであった。
宿の前は砂浜で、その海はメキシコ湾である。 外海のはずだが、全然波がないのはどうしたわけだろうか。 時差でよく眠れず、日の出とともに起きて散歩する。 鳥が近い。
カモメとわたし。
すぐ近くを通りすぎるので、広角で飛翔を撮影してみる。
アジサシは sandwich tern と royal tern の2種が、 カモメは ring-billed gull と laughing gull が砂浜に座り込んでいて、 人がすぐ横を通ってもどかない。
「わしらトリじゃから、おまえらニンゲンとは何の関係も無いけんね」 という感じの、これは royal tern の群れ。
アジサシは概ね無視だが、カモメのなかには、何か言いながらこちらに歩いて来る者も居る。
ペリカンはたくさんいる。
海に魚は多いようで、 時折、このように海に飛び込むのが見られる。
がんばって双眼鏡で撮ってみた。
ミサゴとアオサギっぽいのも居た。アオサギは日本のものと同じかどうか、判らず。 ミサゴは pandion haliaetus で同一種である。
そうそう。アメリカといえば食事である。 宿のまえにサブウェイがあるので、着いた日と翌日の朝はそこでサンドイッチ。 500円くらい。
夜は、知合い6人ほどで、 とりあえずレストランというようなところで食ってみた。 ああ。ひどいね。ひどいねこれは。 まことにすさまじい。 聞きしにまさる。 いや、ホント。 ちゃんとした食材と台所があるのに、 なぜこんなものができるのか。 これで客から30$にも及ぶ支払をうけて、なんとも思わないのか。 というかおまえらな、その調理場をあけろ。 そして食材と道具を俺に貸せ。
その店、行列だったぜ。 しかもいきなりハラ下してる。うぉ。屁臭すぎ。こりゃきつい。
毎食、妻のお菓子を食って正月以降かなりデヴった私だが、 この一週間でかなり痩せそうである。
鳥がたくさん居て、空気がよく海岸の眺めも素晴らしいので、その点では悪くない。 服装は長ズボンに半袖Tシャツである。 学会の会場ではなんとか無線LANが通じた。 宿にもアクセスポイントがあるのだが、 どうもうまく通信できない。
ペリカン。
とびこむペリカン。
なんかこのカモメに懐かれた。