ピザhack (2008/02/13)


2008/02/10

「プロパティ」と「パロディ」はマ社の半角カタカナで書くと、 似ている。

昨日は雪が降って今日はそれが凍っているわけだが、 団地住民の方々の歩行の安全のために、 凍結した氷雪をアイスアックスにスコップを連結して除去。

このスコップは最近10年ほどは、下界で雪が降った時しか使っていないのではないだろうか。 巧みに改造され、酷使に耐える特別仕様になっているのだが、 冬山に持って行くとなると、なんか邪魔で、 あまり使っていないのだ。 雪洞を掘るようなところでは役に立つのだが。

雪洞は作るのも住むのも面白いのだが、 夜中に徐々に天井が下がって来て、 しかもその音が聞こえるわけで、 若干息ぐるしくかつややビビる。 「もし崩壊して埋まったらw」なんて考えると、 なんか笑ってしまうけど、 じっさいに中に居る身としては笑いごとではない。

明日の宴会の準備をした。

2008/02/11

一族で宴会@自宅。

酒は妻が梅田で仕入れて来た7500円もする Barolo である。 CCの景品で貰った Riedel の杯が久々に出動。

激ウマ連コイン暴食である。たまにはこういうのもいいな。

ピザは近藤君に教わったレシピである。 つまりこうして、彼は今も私の中に生きている。

今のオーブンはすごいぞ。直径25cmくらいのが3枚まとめて焼けるんだ。 しかも激ウマ。 今日からピザ屋を始めても大丈夫な気がしてきた。

と、そんな段階で、まだメインが控えているという。 大丈夫かおれたち。という腹具合であった。 食後には、ワインでぐるぐるになったところにコーヒーが入って、 後頭部が裂けて脳髄が浸み出しそうな頭痛に襲われた。

このらくがきの記録を読み返してみるまでもなく、 Barolo がうちに来るのは1年ぶりである。 うまいものの記憶は、よく憶えている。 都合の悪い事はすぐ忘れるのだが。

むげんとわたし(2)

無限大という概念との第2次接近遭遇は、 それから10年ほど下って極限と微分積分だった。

私は宇宙とか、そういう話が好きだったので、 天文学者という職業はいいかもな、と思い物理をわりとまじめに勉強した。 また古典力学はユークリッド幾何同様に非常に少ない原理原則から始まって、 全ての法則が明快に導出されていくところが気に入った。 更に相対論が、古典力学の自然な拡張になっているところも気に入った。

だがしかし、どうにも微分と積分にでてくる、「→∞」 の意味がよく解らなかった。 このままでは解析学に敬意を持ってこれを学習する意欲が維持できず、 物理への情熱が失われてしまう、 と危惧を感じた私は、遠山啓の「無限と連続」という本を読んだ。

いやはや、これが効いた。効きました。 この本には、最初のほうに自然数の直積が(つまり有理数が)自然数と同じ数だけある、 という証明がでてくるのだが、私はこれがどうしても理解できず、 したがって、そのあとに載っていた Cantor の対角線論法もその意味が解らず、 そのあとにでてくる連続関数の話も全然理解できなかった。 この事実は解析学を学ぶ事を放棄せしめるほどの最終兵器的なインパクトをもって 私をぶちのめしたのである。ガビーン

今にして思えば、教師が居るんだから、読んで解らなければ それに訊けばよかったのである。 general topology を知っている教師に当たる可能性はかなりあったと思う。

無限との第2次接近遭遇はこのように不幸な結末をむかえたのだった。

今回は内容がなくて、すまんかった。 この種の考察は、他に考えたり計算する事があると全然進まないよ。 次回はそもそも、極限の何がどう解らなかったのか、 というあたりにじっくりと迫っていきたい。贖罪への道のりは長い。

年表

CT boundary 白亜紀-第三紀 境界 すなわち中世代 と 新生代の境めのこと。6500万年まえ、ユカタン半島に隕石が落ちて起きた。 恐竜が絶滅した事件である。

恐竜の絶滅に象徴されるが、大きく生物相が変わったできごとだった。

ところで現生鳥類は最初の飛ぶ脊椎動物ではない。 そのまえに翼竜が居た。 始祖鳥は有名だが、 やや意外なことに現生鳥類もCT境界まえから居た事が化石で判っている。 ガン、カモのなかまとキジのなかま、それに ツルやクイナの仲間などが居たらしい。 他に、クチバシに歯が残っていて、少し骨格が異なるが、 同様に羽毛を持ち、現生鳥類ほどではないがやはり海を渡って 生息範囲を拡大できたほどに飛行が巧みだった「反鳥類」 というのも居た事も判っている。 つまり翼竜と現生鳥類、反鳥類は(それにいわゆる恐竜も)、 同じ時代に生きていたらしい。 しかし反鳥類と翼竜は(それに恐竜も)CT境界で絶滅した。

白亜紀、この3種類の空中生物はどのように住み分けて暮らしていたのだろうか。 森かな。

ハヤブサは800万年まえ、草原のような場所が増えた頃に出現したそうだ。 鷲や鷹に対して、後発組である。

へんなうた

小学生の頃、「おっさんいわはった〜 南極へいったとき〜 南やから暑いと思て〜 海パンいっちょで行った〜」という意味不明な歌があったように思うんですが、 といっても放送されるようなものではなく、 「アホがみーる。ブタのけーつ」みたいな、そういう類の歌ですが。

正確な歌詞や他にもあった歌詞を調べようとおもって検索したが、 一致するページは見付かりませんでした。と言われてしまった。 誰か知りませんか? 関西圏ローカルかもですが。

アホが見るブタのケツも、検索してもかもんたつおしか出て来ませんね。 これは、 「うわぁああ!」とかいって振り向いた相手に 握りっ屁かまして「あほがみーるー ブタのけーつー」 と言うのがもっとも由緒正しいありかただ。 かもんたつおは関西人なので、これをネタに歌にしたのである。

2008/02/13

しごとを始める前は、断固すぐPDFを開いて計算始めるぞ、 と思うのだがなぜかメールを読んでみんなの日記をみてニュースをみて、 nature の rss や BBC の自然科学関連ニュースが更新されていないのに ガッカリして、何か別のネタがどっか落ちてないか、 つい検索などしてしまい、 そうこうしているうちに twitter で mrmt さんが書いてた モノノケダンスを見てしまい、ついでに他のも見てしまい、 見るものがなくなっていつでも仕事開始できるぜ、 という状況になるまで1時間かかり、 しかも仕事にかかれるぜ、 という状況にせっかくなったにもかかわらず、 他に何か見聞きするネタは無いものかと探してしまう、 意志薄弱なわたくしですが。

あわわ。もう昼だぜ。

メールは配達される事が保証されているわけではない。 まぁ、配達されたとしても見るとは限らないしな。

だから届かなくても文句言うな、届かないのを前提にしていただきたい。 というはなしが一部の大学などでは、あるようだ。

宝くじを買うような感じでメールを出せ、という事だろうか。

私は前職では複数の企業のメールシステムを一手に引き受け、 保存、全文検索、それに基づくフィルタリングなどの機能を持つシステムを 設計実装テストしたわけですが、 作る方もサービスを使う方も、 サービス品質に関しては「出したメールは届くのが普通」 というのが一致した見解であり、 これ自体をいちいち言語化して議論の対象とする事は無かった。

メールは在来の物理郵便のアナロジーとして存在するネットワークサービスだが、 そのアナロジーが成立するためには、物理郵便と せめてケタで違わない程度の信頼性を確保する必要がある。 これはあまりに控えめな言い方であり、 郵便に対し後発のサービスであり、 用いるテクノロジも全く異なるというところを勘案すると、 速度、信頼性の両面で物理郵便を遥かに凌駕するのが当然である。

最近は、郵便事故も多いわけだが。

どこで止まっても処理が再開できるように作るのは、 それなりに大変ですが、 物理郵便で信頼性を確保するのに比べれば多分、楽勝だと思いました。

ピザhack

予め作って、適当な大きさにちぎって冷凍しといたタネを解凍し、 のばしてひろげて具をのせる。大きさは、後述の事情に合わせてやや小さめに。

魚焼きグリルにGO。つまり大きいと、入らないという事情がある。

どこから見ても魚グリルですな。 当家では、魚グリルは主にトーストに使いますが、 他に鳥や豚のローストなどいろいろ使います。 進捗を見ながら適当に火力を加減すればいい。 具にもよるが、大概は5分ほどでできあがるだろう。

できあがりです。

食べます。タネさえ作ってあれば、このように魚グリルで焼けば、 ピザ作りは非常に手軽です。お好み焼きと変わらぬ手間、 いや、ひっくりかえさなくていい分こっちが楽かもしれないというくらい簡単。

2008/02/14 追記: 多くの製品では、下皿に水を張って使う事になっていますが、 生地が軟らかくなってしまうので、水は入れません。 つまりメーカーに言うと「絶対やめてください。てゆうかやめろ」 と言われる使い方です。 というあたりがいかにも古き佳き時代の hack ぽいかなぁ、と私なりに思う次第です。

何年も水を入れずに使っていますが、うちのグリルは今のところ全然ok。 ただし、肉、魚を焼く時は汁が焼き付くと難儀なので、水を張ることもあります。


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