上は1994年に自分で作ったやつ。 このナイフは、一般的な Loveless 風の作りの割に、 あまりみかけないわりとオリジナルな設計っぽい外観だが、 実は非常に強い影響を受けた(というより設計をパクった)ナイフが 存在する。 下はかつて、 Gerber というアメリカの ナイフ屋が作っていた、折り畳みの大型ハンティングナイフ。 そのスジでは知らぬ者とてない、名作中の名作と言われる製品で、 今なおカスタムメイドよりも高値で取り引きされている逸品である。 並べてみればほぼ自明だが、 じつはこの製品の、
を、そのまま自分のナイフの設計に使っているのだ。 主要な相違点は、刃が固定で折り畳めない、刃に滅金していない、 柄に指のはまる溝を付けなかった、紐穴をつけた、というあたりだろか。
では、この Gerber のナイフは他の凡百の製品と何が違うのか。 私がこれを手本とするに至った事情を書いてみたい。
このナイフは、全長、刃長も大きくて、折り畳みにしてはかなり大柄だ。 このサイズは、私の経験からいって、斧、ノコギリ以外の作業を全部担当するのに必要な、 つまり切れ味を必要とする細かい作業一般を行う上で最低限必要な寸法だと思う。 寸法を考えるのは非常に面倒なので、こういった頼れる権威があると非常にありがたいものだ。
また、柄は非常なボリュームがあり、 じつに立体的に作り込んである。 横から見たところしか設計されておらず柄の側面が平板な製品が多いなか、 そのサイズもあいまって非常に目立つ。 折り畳みナイフは組み立て工程上、柄の側面からピンを打ったり、 ピンの締め加減を調整したり、といったところが非常に重要なので、 非平面的な形状の柄では生産性が著しく悪い。 こういう視点から見ると、 案外、使う側に立ってきっちり立体的に作り込んである製品は、 カスタムメイドを含めても非常に少ない。 つまり作るのが非常に面倒だからである。 だからこのナイフの立体的造形はショーケースの中で異彩を放っている。
特異な設計と共にこのナイフのアイデンティティともなっているのが、 刃の材料に M2 (JIS SKH51 相当) 鋼を使っているという点だ。 しかも刃の厚さは現代のこのサイズのナイフの水準からすると、 ものすごく薄い。2mmほどである。 刃どりも平面研削であり、切れ味最優先の設計だ。 なお、M2(SKH-51)鋼というのは、一番身近なところでいえば鉄工用ドリルの材料鋼である。
現行の諸製品やカスタムメイドで、材料、設計、どちらか一方でもいいから、 このナイフを凌駕するものがどれくらいあるだろうか。 絶無といってもあながち、間違いではあるまい。
こんな商売をしていた Gerber 社は当然ながら、そのうち経営がヤバくなり、 ヨーロッパ資本に買収されて経営者も代わってしまった。 この製品はさすがに無茶な仕様なので、そうなるずっと以前に、 生産が打ち切られている。 なお、現行品だった頃は、日本では9800円で売っていた。
輪行で肩ヒモがつかえなかったので、 手で持ってウロウロしてた。
その週末、近所の餅つき大会で餅をつきまくった。
そんな事やって、どうもないわけないのに、 案外明示的な筋肉痛が出なかったので、 あいかわらず普通にホゲったり計算(脳内で)したり学会に出たりしてた。 じつは背筋の一箇所に著しい疲労が集中していたのだが、 これに気づかず、放置していた。 すると全身がおかしくなった。 本当にヤバい場合は身体感覚が裏切られる事があり、 それを理屈で考えて補ってやる必要がある。 つまり、「今の私にそんな体力、あるわけないでしょ」みたいな。
なかのさんにきいたのだが、すたぱ氏がどういうわけか BCLにはまっておられる模様。
外にアンテナを出すために窓ガラスに穴まであけてます。 AORなどを買い込むまでは至ってない模様。
2種類の計算がある。線形なものと、それ以外だ!
それ以外といっても2種類がある。凸と、それ以外だ!
そこから先は知らん。
なかのさんの日記でみかけた、蔵本先生の「非線形科学」を買って来て、 今、読んでいる。 個々の話題や技術はこの一年でそれなりに仕入れたが、 全体を見通す話が皆目無かっただけに、 非常にありがたい。 いろんなテーマを俯瞰するような視点というのは、 本来であれば自分なりに構築していくべきであり、 かつそこが面白いところでもあるのだが。
とはいえ御大である先生の含蓄深い話というのは、 やはり面白いもので。
今日は花粉がすごいな。
職場で打合せ中に鼻血が噴出ですよ。
その仕組みは、花粉によるアレルギーで充血しているところに、 エアコンで乾燥して皮が突っ張り、 そこで廻ってない脳髄を無理矢理使ってダメ押し、 である。
非常に面白く素晴らしい。
いま、2度目読んでる。感想はそれからだ。
文芸です。由緒正しい文芸。
読む事自体が面白い。 これは、語彙の選び方と文体によるものなのだが、 読む事自体が快いのである。 プロの仕事だ。
まぁしかし、もう小説自体、あんまり読まないのかなぁ。 むかし、よく読んでた頃だったら最高に面白いと思え、 暗記するまで読んだと思うが。
青い表紙の、和訳の短篇集(文庫本)は、散文詩が良かった。
破門されたら地獄行きだから、昔のカソリック教会には凄い権力があった。 今も破門される人は居るらしい。 たとえば、懺悔聴聞者がその内容を漏洩したら破門であり、 そういうケースは今も存在する。
ちなみにかつて恐れられた異端審問所は、その後 検邪聖省という名称を経て、現在も、教理省としてバチカンに存在する。