炭取りを作ったよ (2008/11/24)


工作

桧の板を買って来て、藤のツルで柄をつけて、 炭取りをこしらえた。

カンナが無いので万力に材を固定して、 斬鉄君をカンナ代わりに使って材の端を斜めに落した。 しゃっしゃーっと薄い削り屑を飛ばす斬鉄君よ、 一体、君は何役こなせば気が済むのかね。 まぁでも合理的だよね。俺はカンナは研げないけどナイフなら研げるからさ。

木口の均しは鉄工ヤスリでやった。 サンドペーパーだとカドがダレるので。

釘無しでやりたかったが、どうも底の構成を 炭粉が落ちないようにするにはこうするしかなく、 竹釘になった。

柄はもっと上にもってきたかったが、板の寸法上しょうがない。 今後は煙でいぶして、ちょっとシブめの色あいにもっていって完成の予定。 肉をいぶすときに一緒にやるか。

今回新たに仕込んだ道具たち

漢のロマソ その一、万力である。3点を天盤にネジどめする方式だが、 さすがにネジどめしてしまうと具合が悪いのでCクランプ2か所による固定。 これでけっこうガリガリやれる。これみたいに首がまわる式は便利だが、 案外使い方は難しいもので、作業中に首がまわっちゃうと怒り心頭である。 こいつはそもそも首のまわりが悪いのでそういう事はなかった。 こいつ無くしては完成しなかったであろう。 職場近くのホムセンで買って来た980円の中国製。

それと、チップにする予定の桜の枝で作った、 鉄工ヤスリ(ニコルソン マジカット)の柄。 この、妙に短いヤスリの柄は美術部時代の後輩の、 工作の鉄人、両角君が発明したものだ。掌に柄の端をあてると、 人差指がやすりの平部分にくるわけで、削れ加減や角度の微妙な調整が、 非常にやりやすい優れた柄である。

olfa のクラフト鋸も買ったが、こいつはスカだった。 刃の押えを軍隊式にグリっと曲げて対応したが、 これが刃を取り付けた状態ではどういうわけかまっすぐではなく、 そのためまっすぐ切れないのである。ムカっ!

基本的に、この手の道具は値段なりのものなわけですが、 万力は例外的に良かった。現時点では、という限定つきだが。

ホムセンによって売っている道具が微妙に違うのが面白い。 カインズはヤスリが充実していて、ニコルソンもある。 電動工具も非常に充実していて、オプションや部品も揃っている。 だが木工の手工具はコーナンのほうが良いものが揃っている。 この万力はコーナンで買った。

ところで、道具を手入れするのは作業の終了時が良い。 というのは、開始時に手入れしていたのでは段取りがつかないし、 さっさと作業を始めたいので仕事がいいかげんになるからね。


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