なかなか順調な一週間の滑べりだしは、以下のとおりであった。
もー。センチくん、たのむから俺の顔を歩くのはやめてくれよ。
そのあと、コジュケイの絶叫、カラスの朝鳴きと続きました。ハァハァ。冗談じゃないよ。 なんでおまえら、月曜の朝に来るんだよ。わざとだろ?
もっとでかいセンチくんも居ると思うんだけど。胴体が緑で足が茶色のやつ。 アレとは違う種類なのかね。 ちょっと小さくて胴体は赤茶色、足は薄い茶色だったよ。 外見で言えば、どっちが凶悪とは軽々しく言えない凶悪さだよな。 でも、センチくんの母ちゃんはああ見えて、じつは子供に凄く優しいんだぜ。
こう、一見すげぇ怖いやつが意外な優しさを見せるところは、良いですよね、一般的に言って。
金融市場が「効率的である」とは、 利用可能な情報は全て市場に折り込み済みであり、 したがって、これを用いて金融商品の価格変動を予測する事はできず、 市場全体の値動き以上の期待値は得られない状態を言う。
これに対して、たとえば俺にしか解らない事情がどこかにあって、それを用いれば価格の変動を 予測することができ、したがって、市場の値動き以上の期待値を得られる、 という状態は、 市場が金融商品の状態を適正に反映していない、 という状況でもある。 つまりそういう市場は語の本来の意味でもたしかに効率的ではありませんね。 だからこの定義は自然です。
利用可能な情報の範囲を
と区切る事で、弱い効率性、やや強い効率性、強い効率性を定義する。
「強い効率性」が成り立つ市場とは、インサイダ情報なんか意味が無い、 もしくはそんなものは存在せず、全ては市場の趨勢に取り込まれている、という市場である。 常識で考えてこれはありえない。 投資家と経営者の間には情報の非対称性が存在するのが普通で、 だからこそ経営者という仕事が成立するわけです。 弱い効率性とは、過去の価格を利用した予測、いわゆるテクニカルインデクスによる 分析などはマーケットのトレンド以上の意味を持たない(つまりテキトーに勘で株式を売買するのと 大差ない)という意味である。
E. F. Fama 氏の 1970年の業績だそうです。久々におもしろい知恵に接しました。 なかなかエレガントですよね、これ。
Wiener Process ともいわれるアレ。
stateless で、今、右に行ったからといって、次に左に行くとか次も右に行くとか、 そりゃどっち行くか判りませんよ、という振舞いを見せる確率過程です。
プログラムでそれっぽい事をやってみましょう gauss(0, 1.0) が平均0分散1の正規分布に従う確率変数だとすると、
p=0; Array.new(10000){p+= gauss(0, 1.0)}
これで10000ステップのランダムウォークのできあがりである。 うっわ。むっちゃ簡単。 もう1次元足してやって、 gnuplot か何かで表示してやると、 けっこう愉快です。(下図は0,0から歩き始め)
この確率過程は時刻に対して線形で分散が増大していきます。 つまり時間が経つにつれて、どっちに行くか、全く見当もつきません。
こないだ、東京駅に着くまえの、駅でもなんでもない単なるトンネルの中で 止まってしまった。
カバンに入れっぱなしのヘッデンは良い気休めになった。 実際には私の場合、アレが無いとだめ、コレが無いと嫌、という事はなく、 無ければ無いなりにどうとでもするんですけど、 その一方、洞窟でライトの電池や電球が切れた事のある人は判ると思うけど、 洞窟やトンネルの闇は、やっぱり普通の夜中とはひと味違うんでね。
つまり普通の夜中なんて、案外明るいという事です。 屋外よりも普通は暗い室内だって、 どこかに発光ダイオードがあったり、何かの運転表示灯があったり、 窓から外の灯が洩れてたり、何かしら光源があります。 ところが洞窟には一切光源が無い。 とにかく全く一切何にも見えないので、 視覚のノイズが判るようになるという。 それから、空間からの視覚的な情報が全く無くなるので、 空間に関する感覚、具体的には前後左右上下などですが、 それが徐々に怪しくなって来る。
つまりトンネルで照明が無いというのは、 見える見えないという問題以外に、心理的にもなかなか厳しい状況なのです。 だから3500円も出してヘッデン買って来たんですわ。
今朝は2時頃妻がセンチくんを発見した。
ヨーグルトのあき箱に入ってもらい、退場願った。 こないだ俺の顔を歩いた奴より大きいやつ。