むかし、unixには ed というエディタがあった。 (今もある)
エディタといってもわからない人が居るかも知れない。 エディタとは編集するプログラムの事であり、 編集する対象は、テキストファイルである。
ワープロから印刷、レイアウトその他の機能をどけて、 内容だけいじくるためのプログラムであると考えて頂きたい。 そんなものを何に使うのか、といぶかる向きもあろうが、 ここはとりあえずそういうものがある、という事だけ認識していただければよい。
ed は非常に Ken Thompson らしいプログラムで、 ユーザが全知全能であり、自分が今までやってきた事、 今やろうとしている事、これからやるべき事を完全に解っている事を 前提とした設計になっている。なかでも特にイカス機能としては、 エラーが一種類しか無い、というものがある。 本当ならば、ユーザは今までやったことを完全に憶えているので、 エラーなど生じないのであるが、 パイプラインの中で他のプログラムと協調して動作する必要上、 何らかのエラーを返す機能が備わっているのであり、その種類が一つしか無いのだ。
何をどう間違っても 「?」 しか返って来ないこのエディタは、 最近のプログラムに慣れたゆとり脳にとっては脳髄がぎっくり腰になるような 代物で、非常にてごわいわけですが、 生後間もなくの子供というのは、そんな感じですね。
つまり何がどう具合が悪いのか、全く見当がつかないのです。 だから、泣いた時、毎回、
を総当たりでサーチするのである。
ユーザが馬鹿だと仮定して作ってある言語とかプログラムとか OS とか そういうのが最近は流行りですが、俺的にはヒジョーにムカつきます。 でもさすがに ed はちょっと辛い、そんなチョイゆとりな今日このごろ、 皆様いかがお過ごしでしょうか。
あと、全然育児な話題になってないけどまぁいいや。
史上最高といわれる大工道具鍛冶。
ワールドフォトプレスから是秀の本が出てて、 まえから欲しかったんだけどついに買っちゃった。 とかいうほどのものではなくて2000円なんだけど。
なんでワールドフォトプレス(笑)の本を俺がwww とは思うんだけど、 いや、実際この一冊だけ異色ですよ。 この一冊だけ鹿島出版会ですか?的雰囲気。
あと、岡安鋼材に Kuzan のアラスカ時代の最後の方に作られたと思われる、 鍛造ダマスカスのボウイナイフ(刃長22cm)があった。 青紙となんか(聞いたけど忘れた)の合わせらしい。
とにかくこれはすげぇナイフでした。95万円。
で、是秀の本なんだけど、最高ですよ。 作ったモノも人物も、是秀の道具を使う職人も、是秀のライバルの鍛冶も、 みんな濃いよ。濃すぎる。 神戸に竹中の大工道具の博物館があって、引っ越す前に行きたかったんだけど、 ちょうど工事中だかで行けなかったんだ。 それだけが名残で残念だよ。 もちろん、是秀のノミも所蔵されてるよ。
やっぱしハガネはシェフィールドが最高らしいよ。
特に何もせず
ギョーザの皮を火鉢で焼いて、アンコを載せて食べる。
皮の塩味とアンコが案外合うから、みんなもやってみ?
またアオゲラ
アオゲラってこう、腹が妙にムッチリしてると思わない?
これくらい離れていても案外警戒が強い。三脚を庭に出したら、木の向こうに廻った。 当り前か。
双眼鏡を持って庭に出るくらいなら、さほど気にしないようだ。
リス対策で木の枝の先端からテグスでひまわりフィーダーを吊した。
だが、庭に来ていた個体をシトメたので問題が根本的に解決した。 シトメたのは妻だが。