ハイタカ舞う (2010/01/25)


きょうのとり 2010/01/24

朝一番は、鳥に限らず野生動物を観察する最高の時間帯の一つで、 その理由はいろいろありますが、 昼行性の動物の場合は夜の間に腹が減る、 というのが主要な理由でしょう。

朝は水場の水をかえて、カラ類用のフィーダーにヒマワリのタネを 追加し(スズメが地面にちらかしたやつも拾う)、 地面に米を撒いてから火鉢の炭に火をつけて朝食の準備をする。

わしが庭で作業している間、鳥どもは裏山の木や庭木にとまって、 ぶつくさ言いながら居なくなるのをじっと待っていたり(主にスズメ)、 あるいは気にせず食事をとりに来たり(ヤマガラやメジロ)するわけだが、 今朝はやけに警戒声が多くて(わしは既に全く警戒されていない)騒がしく、 落ち着きが無いので何かいな、とおもって上空を見たら ハイタカが2羽、いつもトビがねぐらに使っているあたりで、 ディスプレイぽく不必要に技巧的に飛んでいた。

不用意に飛んだキジバトが襲われたが、キジバトは なんとか難を逃れてうちの裏山の木にとまった。 ここで大きさの比較ができて、ハイタカだと識別できた次第。

さて、ここんところ、いつもうちの裏山の峰つづきが トビのねぐらになっているのですが、 今朝もざっとみたところ20羽くらい居ました。 そこは最初に朝日が当たる場所で、 地形的にも上昇気流がよく出るところなので、面倒な離着陸を助け、 冬の寒さを逃れるという意味で具合が良い場所なのでしょう。

その時点で既に、うちには陽があたっていないけれど 30mほど上のトビが止まっている、そしてハイタカが出入りしていたあたりは、 もう陽がさしていて、 ハイタカは帆翔もしていたのでそろそろ上昇気流も出て来た頃ではないか、 と思ったところ、 トビが一斉に飛び立ちました。

30羽くらいのトビが一斉にとびたって、視界が全てトビで埋まる、 というのもちょっと圧倒される眺めです。 トビもやる時はやるぜ、という事でしょうか。

ところが、彼等は飛び立ったものの、「なーんちゃって」とか いいながらそこらへんを一周してきて、 ほとんど全員、またねぐらに戻って来てしまいました。 さすがはトビ。トホホ猛禽類の筆頭として押えるべきところは きっちり押えて期待を裏切らない。

ちなみに、トビ、ノスリ、カラスが上空を通りかかっても小鳥は全く無視である。 ハイタカはかなりの上空を、全く無関係な方向に通りかかっても、 庭にモズが飛び込んで来たよりも激しい警戒の対象になる。

しばらく前に掲載した、 あんまり具合の良くなさそうなスズメを憶えている人も居るかもしれない。 ここんところ、ずっと奴を見ていない。 一羽のハイタカが年間に補食する小鳥の数は、スズメ換算で2000羽。 これは繁殖活動に必要な数を計算に入れていない。 スズメの死因の半分がハイタカの補食による場合がある、というから、 この数値とあの途方もない飛翔能力を考えると、 この警戒は非常に理にかなったものといえるでしょう。 そして、その警戒をかいくぐって補食を成功させるハイタカとは どんな鳥なのか、興味はまことに尽きません。

店員と間違えられる

年に何度か店員と間違えられる。 間違えられるのは、主にアウトドアの店においてであるが、 先日はサングラス/メガネの店で間違えられた。珍しい例である。

そもそも行く店というと、書店とアウトドア用品の店くらいである。 書店で店員に間違えられた事はない。書店の店員はひと目でそれと判る かっこうをしているからである。

えいたんご

2010/01/25

ビデオ屋でまんが借りて来た。 まえから気になってた「もやしもん」

内容が多くて、読むのがかなり大変だぞ、このまんが。 通勤電車で、乗ってすぐ読み始めて職場最寄り駅に着くまでの57分間に一冊読み終らないという。 おそるべしだ。

それにしても、作者はなんでこんなに菌に詳しいんだ。すげぇな。

ところで何でもギリギリにならないと手がつかない病ってあるじゃないですか。 名前ついてるのかどうか知りませんが。 あれってなんでそうなっちゃうんですかね。 多分わしの場合は、 いよいよ追い込まれた時に火事場のバカぢからでどうにかする、 という展開が毎回続くジャンプみたいな話を読みすぎたせいだと思うんだよね。 通常の人間はその潜在能力の30%しか活用していない。 しかし北斗神拳では残る70%を引き出す事が可能であり、 これを使うと工期の大幅な短縮が可能になり、どうのこうの。 的なアレとか。 コスモが爆発して全て解決的なアレとか。

ここでわしがアメリカ人だったら、 マック食ってデブった訴訟の人みたいに、 「だらしない性格になったのはジャンプのせいだ。訴える。 訴訟する。」 とか言い出すところだ。

先週末は大船のホムセンで炭火おこし器を買って来た。

新潟は三条の産なのだがこれがなかなか優秀な製品で、 底が非常に荒く太い網状の鋳物でできているのだ。 最初は、こんなぶっとい網じゃあ炎が炭に当たらなくて、 全然ダメなんじゃないのか?と思ったのだがそれが案外そうでもないどころか、 この網こそが全てのカギなのである。

赤熱した網から出る熱線が、炭を均一かつ効果的に加熱して、 あっというまに炭に点火するのである。 これまでカセットボンベのブロートーチを使っていたが、 これはトーチから生ガスが出て火柱あがっちゃったり、 小さな部分に熱が集中して炭が炸裂したり、 かなりややこしい。 それに比べると雲泥の差がある。 これなら誰でもできる。


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