左から順に、
ラブレスは、ロゴにもあるとおり Lawndale 時代のもの。 ナロウタングと指溝つきの鹿角柄。
Buck は、今では刃の断面面が右のようなグラインダ砥石の曲率そのままだが、 かつては左図のような独特な刃肉の盛りだった。 つまり、右のような断面であれば、グラインダに刃を当てて 一発で削り出すことができるので、技術も手間も要らないわけである。 左のような断面は、似た構成が野菜が貼り付かない包丁で見られるが、 切ったものがへばりつかず、かつ、刃先が強くなる。
照明の具合で独特な刃肉の盛りが判るようになんとか撮影しようとしましたが、 どうでしょうか? 左の Loveless と比べると違いが判りやすいのかな? それにしても、ナイフの世界は本当にいいかげんですよね。左の Loveless よりも、 この昔の Buck の方が刃物としてはずっと妥協のない作りで優秀なわけですが、 評価は全く逆ですよね。
刃紋の技巧は、左が菊水、右が日輪(?)と富士。
またキノコがでてきた。にょきにょき。
久々にしとめたタイワンリス。
罠にかかるところを見るのも久々だが、 もう何度も見てるので慣れたな。最初に見たときはずいぶん興奮したものですが。
仕事はあるのか?というのが会社を作る上で最大のポイントですが、 それは書いてもしょうがないのでここでは扱わず、 手続き上で必要になる幾つかのポイントに限定したいと思います。
手続き上、最大のポイントになるのは定款です。 定款とは、会社の法的な設計の事です。 法律の世界では自然人に対して、法的人格というものがありますが、 その法的人格のうち会社というもののありかたを規定するのが会社法です。 株主総会とか、取締役といった機関や役職に関する権限と責任が ここで規定されています。
これらを組み合わせて、目的に合わせた組織を設計する、 というのが法的に言えば、会社を設立するという行為なわけです。 そして、その設計を記したものが定款と呼ばれる文書です。 設計といっても言葉で書きます。 ハコとクモを何個か並べて矢印でつないだ 脳味噌湧いてるマンガは対象外です。 法的人格の設計は、法と社会的良識に照らして 適正なものでなくてはならず、 かつ、その事実を公的機関が認証せねばならないからです。 描いた本人も何の事かわからないマンガでは、その役割を果たせないのは言うまでもありません。
好きなようにいじくれるところはだいたい、以下の通りです
これが決まったら、ソレっぽい法律風の文体で、 記述していきます。テンプレが法務省からダウンロードできるので、 それを埋めていくのが良いと思います。 最終的には定款以外にもいろいろと出すものがあるので、 それら書類ができあがったら、まとめてまず法務局に持っていきます。 相談窓口というのがあるので、そこで添削してもらえるのです。 ハンコの押し方や書類のとじかたまで(一定のやり方があるのです) 全部教えてもらえます。 しかも、これはタダです。 彼等も余計な手間は嫌なので、そういうサービスを行う動機があるわけです。
定款は、法務局ではなく公証役場という別の役所で認証してもらうわけですが、 これも事前に添削してもらうことができます。 これも添削はタダです。 添削してもらったところは全て言われた通りに修正します。
こうやって添削してもらってから 間をあけずに本番提出する事で、書類は文句を言われず受理されます。
若干の事務処理と法的知識が必要になるので、 これを代行する事を業務とする職業も存在します。 ただし、そんなに大変じゃないし、 自前でやると世の中の仕組みが実地に勉強できるので、悪くない思います。 私は以前、(株)コネクタスという会社をやっていたわけですが、 それをやめるときに、 多少、こういう勉強をしました。
特に面白いと思ったのは、法律家という職業のありかたです。 法律の世界というのは、条文だけでできあがっているわけではありません。 条文はレシピにすぎません。レシピはそれだけでは食べられないように、 条文だけでは世の中は動かないのです。 調理に相当するのが法解釈です。 法律家という職業が成立する理由がここにあります。 条文だけなら読めば解りますが、 解釈というのは、解釈が解った先輩について実務修行をすることで 初めて身に付くわけです。