うしろにこどもを引いて坂登るのはかなり大変で、 ギアで3Tから5Tぐらいは重いような気がする。
ナイフ落して岩にぶつけた。刃先が潰れた。超ショック。 夕食後、研ぎ直したけど。 減った。減りましたよ、刃が!なんてこった!
鞘を作り直そうと思う。こいつはたまに落ちる。そもそも落ちたら危ないだろ。
トレーラの収納庫を製作中。
材料は近所の材木屋で調達したのだが、 床を構造合板で作ろう思ったらそんなの一枚もないとか。 製造拠点が壊滅した上に震災需要が重なっているということだ。
しょうがないので杉のノジ板を継いでどうにかすることに。
ミノ虫の、おそらく旅だったあとと、いかにも「冬を凌ぎました」みたいな植物たち。
収納庫できた。あとは色を塗って完成かな。
怪我した。迂闊。
ナイフで切ったわけではなく(それならまだマシだ)、 インパクトドライバのビットで指を潰した(部分的。タイプは問題なくできる)。 斬鉄君が、ちぎれた肉を切り取ってくれたのである。
うまく機能しなかった日本の地震対策(Nature News)
日本の地震観測は震源を点でモデル化しているので、今回のような、 長さ(もしくは面積)を持ったケースでは規模及び警告対象地域を見誤る、 という記事。 基礎的なところに鋭く分析するNature らしい記事でとても面白い。
規模の大きな地震は震源が広がりを持っているそうだ。 やはりM9だったスマトラ沖の震源も300kmだか400kmだかに及ぶという。
地震のエネルギーは地殻を伝播するにしたがって、どれくらいのレートで 減速するのかな。問題は地表を伝わる波なので 震源からの距離 d とすると 2次元波なら \(\frac{1} {d}\) だけど、 と思って調べてみるとどうも 2次元波として振舞うようでした。 複数のポイントで測定された波からスペクトルや三角測量で距離を計算し、 距離と減衰関数からイベントのスケールを計算し、これに基づいて 警報を出す範囲とレベルを算出、というのが警報システムの概ねの段取りだと思われます。
イベントが点で起きるモデルの場合は広い地域でイベントが起きた場合、 考察対象から漏れるところがでてくる、というよりも、 違うものを測定してしまう事になります。 ちょっと乱暴に言うと、今のモデルは今回の地震の場合、 震源でおきたイベントのエネルギーの密度を計算してしまい、 全体のエネルギーは補足しないわけです。 点で事象が起きている場合は密度と規模が等しくなりますが、 つねにこれが成り立つわけではない、というわけです。 あとから考えると実にその通りですが、 今までは実際にこれでうまく行っていたわけで、 これは尋常ではない犠牲を払った上で獲得した、 新しい知見と言えるような気がします。
こちらはドイツ気象庁提供の死の灰(わら)予報です。 日本の気象学会は死の灰予報を禁止しているらしいのでドイツくんだりから逆輸入です。
こういう計算ができるためには、風と、放出量が重要ですが、 放出量の情報が全く提供されていないので、 なかなか難しいわけです。
なぜこれが提供されないのか、勝手に憶測してみました。
おそらく、当事者は誰も把握してないと思います。 べつに隠しているわけではないでしょう。 ですが、これを測定あるいは推定して公開しようというモチベーションは わりと低いといわざるをえない事情が別にあるようにおもいます。 それは、原子炉事故のレベル認定です。
こういう事故が起きるのは残念ながら今回が始めてではなく、 ロシア、アメリカ、イギリスなどで事故が起きています。 それらの事故での放出量は判っていますから、 汚染のスケールを比較することで放出量が概ね判ってしまうわけです。 件の事故レベルによると、この放出量はおおむねレベル7相当だそうで、 今のところウクライナの事故よりも少ないようですが、 ランクで並んでしまうわけで、 そうなるとマスコミがおもしろがって「チェルノブイリと同じ!!!」 と吠えまくるわけです。
これはあらゆる意味で具合が悪いので、 今更測らない、という選択はある意味当然です。
とはいえ、そんなに難しい計算ではないので黙っていてもいずれバレますから、 測って公開しても測っていて隠してても、いっそ測らなくても、 この規模の事故が起きてしまった時点でどっちにしろ詰んでいるわけです。 だったら即座に事故の規模をちゃんと見積もって公開すべきです。 さもないと、適切な対応ができません。 たとえばそれをせずに避難地域を拡大したり、 避難に強制力を持たせようとしても、理由が説明できません。
明日は卯月ばか