今回は初めてじっくり見たよ
豊島屋の季節商品と、山田章博の新刊 beast of east 4巻。
まさか新刊が出るとは。
夏の終り。蜂が尻に食いついている。 inset frame に全景
カモメとトビです。
カモメの翼は幅に比べて長さが長くて先端も尖っており、尾は短い。 揚力に比べて抵抗が少なくなるようにできている。 効率よく滑空できるのだ。 この場合の効率とは、高さあたり前進できる距離、という意味である。 翼が、同じ重さを支えても発生する抵抗が少ないので、 同じ高さから滑空すれば遠くまで届くというわけだ。
よく滑空するといえば猛禽など大型の鳥だが、 これらは一見するとカモメやアホウドリとは異なる設計思想のもとに作られた翼に見える。 特に翼先端の形状が著しく異なる。 どちらも滑空能力が生死をわけるはずだが、このように形状が異なるのはなぜか?
最初の仮説を検証するのは簡単で、 現生鳥類で最高の滑空比をもつアホウドリと比較して、 たとえばイヌワシの翼はどうなのか?というのを測定してみればいいわけで、 それはやはりアホウドリにはかなわないわけです。 だったら、なぜイヌワシの翼はアホウドリと違う形をしているの? 空気抵抗が少ないほうが、同じ高さから飛び始めても広い面積をカバーできて 狩にも有利なのでは?
初列風切末端数枚の内弁に刻みがあって、滑空時に指のように広がって見える構造には、 翼端失速を避ける効果があります。 つまりあれのおかげでゆっくり飛べるわけです。 でもわざわざゆっくり飛ぶ事にどんな意味が?
多少、滑空比で劣っていたとしても 速度を落す事ができれば、 降下速度をおさえることができます。 これは上昇気流、特にサーマルドラフトを捉えて高度を稼ぐ飛び方に適した性能です。 弱い上昇気流であっても高さを稼げるわけです。 彼等は高度をとることさえできれば、無敵の視力で広い面積をカバーできますから、 彼等の暮らしでは空に浮いていられる事が重要であり、 極端に言えば滑空はそのための手段でしかないわけです。
一方、海上には陸に比べて強い上昇気流が無く(海は陸のように簡単には温まらない) 上昇気流を利用して高度を稼ぐ事にはあまり意味がなく、 強い海上の風に時には逆らって効率よく移動する事が重要です。
まとめると、 トビの翼は滞空時間あたりのコストを最小化し、 一方カモメの翼は飛行距離あたりのコストを最小化します。 ですから正解は「違う性能に最適化されている」です。
先端が尖った翼では空気抵抗が少なくなり、スピードが出せますが失速限界などの扱いはシビアで熟練を要します。 このため、巣だったばかりの個体の翼端はあまり尖っておらず、 「初心者向け」の設計になっている場合があります。 翌年の春から秋にかけて(それまで生存できれば)換羽して、 飛翔技術に相応しい羽が生えて来るわけです。
最近のロードレーサーはブレーキレバーのところが変速にもなっていて、 ハンドルから一切手を放さずに変速できるわけで、 わしもそういうのを一台持っています。
いやーこれの変速がですね、操作した瞬間にズバっといくんですね。 もう10年も昔のやつなんですが、相変わらず操作した瞬間にズバっと変速してくれます。 すげぇすよ。 超きもちいい。 これを存分に味わう脚はもう無いのが残念だが。
This is a Youtube video of Remarkable story of Enigma inventing and decoding, the lecture given by a NSA researcher David Perry. There was a defect in the protocol which I mean the way of operating the mechanics and it was exploited by the Polish mathematicians to successfully decode. National Cryptographic Museum is also mentioned as an extremely cool place to visit near the D.C. What a shame I didn't knew about it at that time.
2波めが最初の波よりも大きく破壊力も増大する理由は 共鳴にある、 というシミュレーション。