Quentin D. Atkinson, Science, 346, vol. 332, 2011 によると言語の伝播は音素の数が減少する事で推定できるのだそうだ. これは Serial founder effect として知られている現象の一つで, 途中でメンバ数が非常に減ってしまい, 減ってしまったその少数の先祖から分岐するという事を繰り返すと多様性が減っていくというものだ. この話は, ある程度統計的な分析もできるのでなんか信用できる気もするけれど, 定量化はされないし妄言レベルではあるけど, 他にもなんか聞いたことあるような話があるんじゃないかな, と思ったんですわ.
文法もどんどん簡単になっていきますよね. 格変化する言語は格の数がどんどん減って, しまいに格変化しなくなる. 漢字もどんどん簡単になって, 数も減ってる.
よくゆとりゆとりいってバカにしますけど, 旧字体に比べたら, 最近の漢字や新かなづかいなんてまじでゆとりなんてもんじゃない. 端的にいって, これやばいんじゃないか?っていうぐらいアホっぽいですよ.
そういえばプログラミング言語なんかもそんなかんじですよね. 書かなきゃいけない分量も考える分量もどんどん減ってる.
でも, わしにはそれが悪いこととは思えないんですわ. たしかに難しい言語の方が頭は使うでしょうが, たとえばべつに1万年やそこらまえの人類と最近のゆとりの間に知能の違いがあるとは到底考えられないわけです. だから, それくらいの事で頭がよくなったり悪くなったりすることは無いわけですよ. そんなことよりも, 瑣末な細部を削って洗練していくプロセスというのもあるんじゃないか, と思うわけです.
洗練されていくかどうかとはほとんど独立に, serial founder effect というのは起きるわけで, この二つは仕組みの上からも全然関係ない話なんですけど, シンプルな言語で足りるのであれば, わしとしてはそちらを支持したいね. 旧字体の方がかっこいいとはおもうけど, かっこよくて使いやすいとかね, こう何でもかんでも全部うまくやるというのは無理ですし全部無いと嫌だというのはコドモですから.
パソコンなど汎用的なツールの使い道には意外なものがあっておもしろいという半面, 難しいところもあるわけですが, その最たるもの, 元祖といえる存在が脳ではないでしょうか.
脳にはいろんな使い方があるわけで, 「なるほどそういう考え方があったか, 気づかぬものだ」といってるときは, 脳の新たな使い方に気づいた瞬間でもあります. ところで, 脳の使い方のなかでも最も重要かつ役立つ機能に, 予測する, というのがあると思います.
そんなにむちゃくちゃ先の話じゃなくて, 今日, 明日あたりまででいいと思うんですが, この, 予測するというのをよく使いこなすといろんなことが非常に能率よく進むものですな. この使い方をぜひ今年はじっくり攻めてみたいと考えています. あけましておめでとうございます.
イタリアのお国柄が一番出てるのがスポーツカーである, というのは多くの人々が同意するところだと思いますが, それ以上に濃ゆくお国柄を出しまくっているのがドイツの戦車であるというのもまた全員一致で肯定されるところではないでしょうか.
対艦ミサイルのテストに成功したイランの例もありますし, 空母の有効性に若干の疑問が唱えられている近年ではありますが, 戦車の有効性は揺らぐ気配すらありません. その戦車の意匠, 設計, 実装, 用兵で常に世界の先端を担ってきたのがドイツです.
戦車という分野で, 唯一これに対抗しうる潮流を作り出してドイツにも影響を与えたのがロシアでして, ロシアの自動車なんて聞いたこともありませんからこれは稀有な事といわざるをえません. もっとも, ロシアではこういうことは別に珍しいことではなく, あそこは偏った分野で突出した才能や業績を産みがちですね. そのロシアも最近は戦車に関しては音沙汰ないわけで, ちょっと寂しい状況です. それに代わってというわけでもないのでしょうが, 不幸にして実戦の機会に事欠かなかったために, 戦車の設計と用兵で新たな潮流を生み出しているのがイスラエルです.
とはいえ, 輸出の実績や他国の戦車への影響を見ても, ドイツの存在感はあいかわらずです. 不整地を勢いよく走って砲が目標をぴたりと外さない Loepard 2 A7の動画を見ると, これぞドイツ車という印象を受けます. ポルシェのスポーツカーにもウニモグにも, そういうアイコン性はありませんから戦車王国健在なり, ということですな.
日本ぽい自動車ってみかけませんね. 機械でいうとゼロ戦が日本ぽい感じ. このへんは外国から見るとまた違うのかもしれん.
税務署に税金払いに行った. プリンタが壊れていて領収書をもらえなかった. あとで送ってくれるらしい.
すべて八幡宮の池で双眼鏡で撮影.