穴とドリルとワイシャツと私 (2012/02/18)


穴か穴が欲しいんか

よく, 客が欲しいのはドリルじゃなくて穴, という話がありますがそれで言うと私は穴はどうでもいいからドリルが欲しい派です.

別になんでもそうだというわけではなくて, ドリルだから欲しいのです. そこんところは勘違いしないでほしい. 大抵の場合は手段なんかどうでもいいから目的だけ達成できればいいです.

ドリルの何が特別なのかというと, それはやはり穴を開けるか刃が潰れるか, という真剣勝負です. これがまずしびれるわけです. それに加えて, 刃先にかかる過酷な条件が盛り上げてくれます. いったいあの小さな領域にどれくらいの力が集中しているのでしょうか? 素手や足でドツいたところでこっちの骨が折れるのがせいぜいな材料, たとえば鋼にぐりぐりとめりこんでほじくり, ねじきって進むなどと, 並大抵の事ではありません. 考えただけで卒倒しそうです.

だったら固けりゃいいのか? ということになるかもしれないが, なにしろねじる力がかかるので焼き物や石だと「ポキンこんにちわ」だ. 固けりゃいい, というものでは断じてない. 加えて変形や摩擦による発熱も無視できない. 刃先は何百度にもなりますが, 大抵の材料はそんな温度になると柔らかくなってしまい刃先を維持することすらままならないわけです.

こういった条件をすべてクリアしてはじめてドリルといえるものができるわけです. さらにこれらの性質を与えるために必要な熱処理や材料組成の追求のドラマがある. そろそろ, これを読んでいるあなたも, もはやドリルさえあれば穴なんかどうでもいい, という境地が見えてきたと思うので, 今日はこのへんで勘弁してやるぜ.

2012/02/17

地球温暖化とか言ってるわりに毎日クソ寒くて参るので, 誰がそんな事いってんだボケ! と思ったところに youtube でこんな動画をみつけた. こんなの見てもべつに俺の作業してる場所が暖かくなるわけじゃないけどな.

まぁ人間が原因なんだったら何とかなるんじゃね? と思ったのでこの問題に関しては俺はあんまし心配してない. これが全く原因不明, とかだったらさすがに焦るけどな.

えにっき

しばらくまえのことになるが, よこすかに映画みにいった. FBI創設者, 伝説のフーバー長官の話をデカプリオがやったやつ. 映画はおもしろかった. 次はサッチャー首相の話を見にいこうぜ, ということになっている. あと, 西岡棟梁の映画があるらしいので, これが横浜に来たら見にいくことになっている.

やきぶたとパエジャ

段が見つからないので即席の展示段


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