巣箱開き (2012/05/08)


ヤマガラ営巣タイムライン(内挿ふくむ)

5月1日に間違って巣箱を開けちゃった時の画像と, シジュウカラの繁殖の記録 などから見ると, 雛は5/1時点で13から14日めぐらいの感じだ. そこで, これまでのイベントを時系列で並べてみた. カッコ表記はシジュウカラなどの記録から適当に想像したもの.

日付 活動 孵化起算日(推定)
3/18 入り口を少し広げてやったら入居決定. -30
3/20 シジュウカラと抗争. コケ搬入 -28
3/28 動物の毛を搬入. 巣の内装である.(産卵開始?) -20
3/31 雌が雛のような仕草. (交尾産卵?) -17
4/3 (抱卵開始?) -14
4/9 スズメと抗争 -8
4/17 (孵化?) 0
4/23 スズメ抗争激化. スズメが巣箱の屋根に居座ってるのを俺が追い払った. +6
4/24 妻が雛の声を聞く +7
4/28 盛んに食事を運んで, 排泄物を搬出している. +11
5/1 間違って箱をあけたら2週め?ぐらいの雛 +14
5/5 巣外の親の呼びかけに返事 +18

文献によると抱卵は最後の卵から2週間前後みたいだから, 4/3 あたりが産卵終了だろうか. そうだとすると3月末から産卵開始しているはずで, これはちょうど動物の毛を盛んに搬入していた時と一致する. 産卵の進行に合わせて動物の毛を増量するようだ.

孵化から巣立ちまでは2-3週間らしいので, 食事の30分から5分に一回というペースからして, そろそろ巣立つ気もするが, 雛はまだ穴から顔を出さないので, まだ少し先という気もする.

今日の様子. 一日じゅう雨だったので, 親は頭がびしょ濡れ.

2012/05/05

巣箱の中から, 親の呼びかけに答えるようになった.

おそらく今日明日じゅうに巣立ちだと思うが, 残念ながら外出せねばならず, 確認はできない. 帰宅したらもう居ないと思う.

実家

いろいろあって一瞬帰省した.

撮影はできなかったが, 室津では上空をハヤブサがとおりかかった. 一方, このあたりでよくみかけるミサゴは, どういうわけか全く見なかった.

こんどはスカイマークの神戸空港便を使って帰省してみたい.

巣立った

無事にもぬけのからとなっていた.

何かいろんなものの毛がいっぱい詰まってて, おもしろい.

さて, 開けてみました. シミが毛を狙って住み着いていました.

全景. 巣箱の奥行きは 150mm 横幅は100mm で, 見ての通り目一杯使ってる. また, 見えるところはほぼすべて毛で被われている.

一番奥に入ったところに長径80mm短径70mm深さ50mmの産座.

平坦部分の毛の厚みは少ないが, 産座の凹みは20mm以上の厚さで毛が敷いてあり, 非常に暖かい. 手を当てると自分の熱を直ちに感じるほどの断熱性がある.

毛は犬猫の他に, 人間の頭の毛と思われるものもある. 他によくわからないものも多数含まれており, 左の茶色の物質は正体不明. 合成繊維のようにも見えるが, どういう物質で何に使われていたものだあろうか?

右の画像は, よくわからない白い物質. 最初は卵の殻かとも思ったがよくわからない. 搬出できなかった雛の糞だろうか?


過去の落書きリスト