ある生物種が絶滅してしまう. ところが, よく調べたらわずかに生き残っていた事が判る. 最近はよくあることだ.
そこで, 自責の念に駆られた学者と愛好家と資金提供者が, 復活プロジェクトを立ち上げ, どこか保護された環境でその生物種を増殖させる. 様々な困難が立ちはだかる. 絶滅の危機の背景には必ず, その生物種に関する知識と理解の不足があるので, 育てたり殖やすのも難しいのだ. 幾年もかけた, 大プロジェクトの場合もあり, しばしば創始者はその結末を見ずに亡くなったりする.
やがて約束の日が訪れる. 野性に返す日がついに来たのだ. しかしゴールだと思ったこのステップが実は最大の挑戦なのである.
生態系に多数の生物が属していて, 安定したシステムになっているのを見ると, それ以外のありようは全くありえず, 完成されたものだと考えてしまいがちだ. 「自然には一切の無駄が無い」などというドグマなどもその例だろう. だが実際にはそうではない. 十分に複雑な系には一般に, 複数の安定な状態がある.
たとえば, そのシステムに参加する順序が違うと同じ生態系にはならない. 一旦占有されたニッチから, 先住者を追い出して新参者が入り込むのは非常に難しいからである. 生態系から退場すると, 普通は自分のニッチも消滅するのだ. 会社を半年休んで, 戻ってきたときに, 以前自分がやってた仕事がそのままある, ということはありえないが, これは生態系でも多かれ少なかれ成り立つ. 北アメリカでは, 狼が居なくなってコヨーテが大型化し, 狼の食べていたものを食べるようになった.
つまり, 以前よりも高くなったハードルに挑むのは, 保護された環境で育てられた個体群なのである. よく言われる「動的な秩序」は生物個体だけに言える事ではなく, 生態系もそうなのだ. 一旦変わってしまった生態系は, もう元には戻らない. そもそも戻すことに意味はあるのだろうか?
覇威王 ではなくて ハイキング. 箱根.
なぜ箱根でハイキングかというと, 近場でいい感じの森とおもしろい地形が見られるのと, 公共交通機関が充実していてアプローチが良いから. 箱根は, 降雨レーダー図を見るといつも雨が降っていて, 日本海と太平洋の間の日本列島みたいな役目を駿河湾と相模湾の間でしているような印象がある. 植生も豊かで地形が変化に富んでおり, おもしろそうだ.
箱根登山鉄道は非常におもしろいな. 箱根自体おもしろいところだが, それを象徴するおもしろさがある. もちろん, 自転車で来てもいいところだが, 箱根は山を歩いた方が, より楽しめるように思う. というのも, 最後に風呂に入って電車で帰れるからだ. 電車なので, 寝て帰れる. 自転車で来て風呂に入るというのも物理的には可能だが, 着替えも持っていないし帰りにまた汗をかくというのももったいない話である.
標高500mから800mにかけて, ガビチョウがたくさんいた. 鳴き声は, ちょっとダミ声のイカルみたいな感じだった. 他に声だけだが, オオルリ, ヤブサメ, ツツドリも聞いた. 山頂ではハチクマが帆翔していた. あと, 山ガールを多数みかけたのも収穫(?)だった. ホンマにおるねんな. この目で見るまでは, メディアがでっちあげたネタだと思ってたよ.
ラーメンごちそうさまでした>takuoさめ
連結部の部品が消耗したので交換する.
リンクの固定スパイクのゴムが切れたので新しいのを発注して今日届いたのだが, よくみるとリンク自体もこんなふうにへこみができて傷んでいる. これが壊れたら全く話にならないわけで, 交換してよかった. 支柱のグラスファイバがささくれてきた旗も交換した. このあたりは, よく使うのであれば年に一回のペースで交換するのが良いと思う.
壊れてから発注したので, 急ぎオプションをつけて配達してもらった. だから送料の方が品物よりも金額的に大きくなってしまった.