スキー2, みかんジャム (2013/03/04)


子連れスキー2

例によって湯沢ですが.

こどもがスキーはきたいというのではかせてみましたが, かえってこっちが腰が辛い. 背中に背負って中級斜面を滑るほうが, まだ楽だ.

2013/03/02

昨日は春一番だったそうで.

いわたばこの芽が, 一週間前にくらべると, だいぶ葉っぱらしくなってきた.

俺, 電波時計ってなんか好きになれないというか買う気にならないんだが, 理由を考えててようやく最近わかったよ.

電波時計ってアレ, 時計ちゃうやん. 文字盤や. 俺, 時計職人とちがうから, 文字盤なんか要らんわ.

文字盤は時計ちゃうでしょ. 文字盤が時計だと思ってるのは, 画面に鉄砲撃ってコンピュータ壊したと思ってるハリウッドの人と同じですやん.

2013/03/04

恒例のみかんジャム製造.

最後に, 煮沸滅菌した瓶につめる作業があるわけですが, これが案外手間だし, 大変です. しかし, この手続きは絶対に必要で, なぜならば, こんな量を冷蔵庫に入れておくことはできないし, たとえ冷蔵庫にいれておいたとしても, 数ヶ月後には微生物が繁殖しはじめるからだ.

しかし, 煮沸した瓶に, 十分に温度があがったジャムを詰め, 蓋をしたあと再び十分に湯の中で加熱して, 瓶の圧力をぬいて蓋を締め直せば, 一年でも常温で保存可能なのだ.

蓋をあけるのは簡単ではない. 非破壊的なのは, 再び全体を加熱することだが, これはかなり面倒だ. 一番確実なのは, 破壊的ではあるが, 蓋に穴をあけることだ.

何もないところから勝手に微生物が出てきたりしない, という事は今では比較的一般的な知識だが, しばらく前までは, 誰もそんなことは考えたこともなかった(食べものは勝手に腐るのだ. そういう性質があるのだ, みたいな)か, あるいは微生物は勝手に生えてくると考えられていた, というのは通説的科学史においてよく出てくる話題の一つだ. ところがこの自然発生説を否定して, 今の知識を獲得するまでの道のりはなかななか曲折があっておもしろい.

まず, ガーゼで蓋をして, ウジが沸かない実験をしたひとがいた. 1655年のはなし. 一旦はこれで自然発生論争に決着がついたと思われたが, ところが 1672年に微生物が発見されて話がややこしくなってくる. 1765年に, ガラスの瓶をきっちり蓋をして, 微生物が発生しない実験が行われるが, これに対して「密閉したら空気のなかの何か生命力に満ちた成分が供給されないから」というケチをつける人が現れた.

最終的にこの論争に決着がつくのは 1861年の, パスツールの首の長い瓶の実験で, 首を通して空気の出入りはあるのに, 微生物が発生しない事を示し, 微生物であっても, 微生物由来の何かがないと, 勝手に発生したりはしない, という事が結論されたわけです. じつに200年越しの探求の成果.

新しい科学の知識は簡単には得られない. そして, 今は正しいと思ってる事もそのうち新たな広い枠組みの中で違ったふうに語られる日が来る.

今日も普通に寒いね.


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