Granada (2013/04/16)


Granada

Madrid で用事が終わったので Granada にきた.

画の描いてある蓋. ざくろはGranadaの紋章であり, granada とはスペイン語でザクロである.

街は雪山の麓にあり, 丘に登ると山がよく見える.

街にある古い家屋の瓦屋根には軒先に穴がたくさんあり, それをアマツバメが巣に使っている. 明るいうちは, 常に無数のアマツバメがとびまわっている.

宿の中庭と庭. 非常に古い建物を改装したもので, 旧市街のアラブ人街にある. あたりは人がすれ違うのも困難な細い道が入り組んでいるが, 地形がはっきりしているうえに顕著な目標物があるので, 迷うようなことはない.

部屋からはアルハンブラがよく見える.

2013/04/16

今日はアルハンブラにいった.

ものすごかった. 人が作ったもので, こんな感心するのは初めてかもしれん.

入場者の数が制限されていて, 入場券は予め web で押さえるシステムになっている. ただ, 当日券もあるらしいんで, まぁ適当いけば入れるだろ, と思ってたんだけど, グラナダまで来てからなんとなくその予約システムを見てみたら, 10日以上先まで一杯なわけですよ.

こりゃ詰んだか, と思ったけど, 現地の案内所で訊いたら「朝イチで行けば入れるんちゃうのふつうは」みたいな話だったんで, 月曜なら人も少ないだろ, と思って8時に家を出て, 子供を背負って全開で歩いてみた.

入場券売り場の列の先頭にディスプレイがあって, 当日券の残り人数なのか, 列が進むごとにカウントダウンされていく数値が表示されている. 俺らが買う時は570人ぐらいだったので, じつは, そんなクソ急いでいくこともなかったのかもしれん. 30人ぐらいの列に20分ほど並んで入場券を買った. 一人13eur

Generalife の庭. 完全な建築とはこういうものをいうのであろう.

立体幾何学的パタンが超絶な, ナスル朝の宮廷は最大の人気ポイントなので, さらに入場制限があり, 入れる時刻がチケットに書いてある. その時刻ころにそのあたりに行くと, またしても行列になっている.

ナスル朝の宮殿. 無限の幾何学による詩的表現である. そもそもこれを作ろう, と思えるものなのだろうか? CPU とどっちが手が込んでいるだろうか? なお, 壊れたしっくい細工にスズメが巣をかけていて, スズメの鳴き声が絶えない.

アルハンブラのもっとも古い部分は要塞である. 妻が, ニッチに積んである砲丸を発見した.

これら壁面にある小さい穴は, すべていちいちアマツバメが利用している. アマツバメが入居していないものはハトが利用しており, そうでないものはスズメが使っている.

要塞の城壁から宿を見つける.

Granada の陥落をもってレコンキスタは完結するらしい. イスラム教とキリスト教それぞれの西の端が, ここにある, ということらしい.

コシアカツバメが泥を集めている.


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