かねてから, インレタの業者さんにお願いして作成してもらっておいたロゴをレジスト(腐食保護膜)にして, エッチングで銘入れしたよ. インレタは図案の形に切り抜かれている薄い合成樹脂幕のシールなのだ.
いきなりで失敗こいてもアレなので, まずテスト. ステンレスではこんな感じだ. 悪くない. ちゃんと貼れば, かなり細かいものまで再現可能だ. ロゴの幅は17ミリで, 小さい文字は一個0.6ミリぐらいしかない. 文字幅は0.1ミリ以下だ. しかし kamakura japan の文字はいくらなんでも小さすぎたと思う.
エッチング自体はデンキでやった. もし水溶液中に, どんな金属からも電子をはぎとる強力な酸化剤があれば, 電圧なんか要らない. しかしそういう薬品は当然, いろんな金属を溶かしてしまうので金属容器に保存できないし, うっかり流すと下水管に穴があいてヤバい. だが直流電源ならどこの家にもある. 電池をつかってもいいし, 俺みたいにACアダプタをつかってもいい.
これが俺のエッチング装置(笑)である. 綿棒には食塩水がつけてあり, これに小さいクリップで電線が接触している. こっちがマイナスである. もう一本みえてる電線を, 腐食したい金属に接続して通電するといっちょあがりである. 酸化剤に比べてこの方式が優れているところは, 鉄も含めて普通の金属は常温では食塩水なんかに溶けないので, 通電をストップすると直ちに反応は停止するところだ. 電気を止めるのは綿棒を金属から離すだけで良い. 進行をみて再開できる. このように加減もきわめて簡単な上, 薬剤の保存や廃棄, 賞味期限に気を揉む必要もない.
銘入れは, いろんなステップのなかで, かんたんなわりに視覚的にインパクトが一番ある, と今回やってみて思った. これは, やらない手は無い.
おおむね具合いい.
今回このサイズのナイフとしては4代目だ. 2代目はデザインもへんてこでみたこと無い意匠だし, 鞘も万全で, 1994年から2009年まで15年間俺が使い倒し, 妻に譲って今もまったく問題なく使えてる名作だった(鞘は一回作り直した). 4代目は久々に名作の予感がする.
自転車を洗ったついでに直してみました.
画像が変な方に回転してて異常にわかりにくいんですが, 自転車の外装変速機とチェーンです. 車輪は外した状態. プーリーがおさまってるケージがくっついてる軸には, ちょっとした出っ張りがある. この出っ張りは, 車輪が入ってない時はケージのネジと当たって, ケージがどこまでも回ってしまわないようになっている(画像の状態)のだが, 一年ほどまえからこのネジがどっかいっちゃって, 車輪を外すたびにビョエーンと変速機が際限なく巻き上がってしまい, 輪行する時に便利が悪かった. 車輪をつけるたびに, 変速機が巻き上がったのを手でちゃんとした位置に直してやらないといけないのだ.
ということで, このほど部品箱をひっくりかえしてみたら, このネジ穴に合うネジが見つかったので, 自作してみた. そのままでは高さが足りないのでつけたハカマは, 延長バルブを切って作った. ネジの頭も大きすぎたので, グラインダーで擦って縮めた. これも雑に扱うと, もげてなくなるだろうから今度は注意しよう.
このストッパーなくなると, ほんとうに便利悪いね.
洗濯機を分解掃除した. 前回2012年5月なので2年ぶり.
たった2年だが想像以上に生態系が回復していた. 「ちをうめつくすおおなみとなっておしよせてきたのじゃ」「さあ, 森へお帰り.」 みたいな.
こういう作りの製品が許容されてるのはなんでですかね. マジで掃除大変なんですけど. しかもこうやって掃除しないと到底使い物にならない. 洗ったら, へんなワカメの亡霊みたいなのがいっぱいくっついてくる. もー アタマきちゃいますよ.