包丁の柄がまるっきり浮いてきたので,つけかえることにした.
こんな感じだ.すっかり浮き上がってるのが判ると思う.
取り外すのは,アホらしいぐらい簡単だった.片側はマイナスドライバを隙間にさしこんだだけで外れ, 残った側も,真鍮の鋲みたいなやつを軽く叩いたらぽろりともげた. 大量の錆がぼろぼろと散らばり,妻逆上。
今使ってるナイフみたいな形にしようと思う. 材料は,年末に岡安鋼材で買った.
というわけで、できました.昨日は元の柄材を外して新しい柄に穴を掘って, エポキシでくっつけるところまでやった.
まずね,驚きますのが中子の造作でございますよあなた.そりゃこれじゃ錆びて柄がもげるわけですよ.だって,まず中子と柄が接着される面が平面になってない.鍛造したトンカチの跡がそのまま残ってる.そんで,そのへこんでるところに水が入ってクソ錆びてるわけだ.あたりまえだろ.んなこと作る前から判るだろ.
あと,真鍮の鋲っぽいやつが,ネジでもなんでもなくて単にトンカチか何かでどついてとめてある(片方が穴になってて,片方は画鋲みたいな感じ)事にも驚いた.これじゃ化粧程度の意味しか無い.柄材を中子に止めているのは接着剤だのみ,という事だ.
なんつーか,水回りで使う道具なんやから,もうちょっとちゃんとした仕事せぇよ. misono いうたら一応,その道のプロにも使われてる製品やろ.俺の自作ナイフのほうがよっぽどちゃんと作ってあるがな.どうなってんの包丁業界.
柄材はわりと目の荒いマイカルタ.中子は,完全に焼きが鈍ってるというよりは十分焼きもどされている状態で,わりと問題なく鉄鋼ドリルで穴をあけることができたので,必要な穴を幾つかあけて,G10のライナーをはさんである.固定ボルトはステンレスの8mm/6mm.
なんか関西はこっちよりもイカルが多いな.
姫路駅の新幹線階に座って食べられる駅そばがあると鹿嶽さんに教わったので,そこではじめて食べた.なんとなく駅そばといえば立って食べるか車内持ち込みという感じなので,じっくり座って食べるのはなんか目新しい.
山陽百貨のしたにあった店でバウムクーヘンの端っこというのを売ってたので,新幹線の車内で万能包丁で切ってみんなで食べた.非常にうまかった.