花粉show開始
うちに掃除ロボがきた.
妻とこどもが, ロボの後ろからついてまわって大騒ぎである. 名前は「ヘレン」という.
ナイフ研ぎました. 最近, #12000 で全部磨き上げるんじゃなくて, 刃先だけ撫でてバリを落とすようにしてます.
それにしても思うのは, 本当にこの鋼は強いね.
八幡宮のどんどやき
氷の結晶って非常に多様ですね. なぜこんなにいろいろな形があるのでしょうか? それとも, 結晶は一般にこんなふうにいろんな形になるものなのでしょうか?
皿の水は凍っているが, 太陽があたると端が溶けて飲めるようになる.
ねぐらのとんび.
バリってわかりますか? 加工をしたときに, 端っこにできる出っ張りです.
刃物の研ぎでも, このバリが出る.
バリが出ると, だいたい刃が立ったということになってるんだけど, バリ自体は無くさないと研ぎ終わったということにはならない. このへん洋の東西をとわず認識は同じで, 英語でバリは wire edge とか burr といいます. では, そもそもこのバリというのは何なのか. どうやってできるものなのか, というのがよくわからない.
じつは, 産業界では昔からこれは大問題であって, 切削加工の跡にのこった要らぬ出っ張りを消すのに, 多大な時間と手間をかけてきたのである. 最初は, 「バリ? バリが何かは知らんがな. バリっちゅうもんは, できるもんや. そういうもんなんや. 以上や. わかったらあっちいけ」 という状態だった. これが戦後しばらくこうだった, というんだから面白い.
「バリ 原理」とかで検索すると, いろいろヒットする. でてくるのは主に剪断あるいは除去(切削とか研磨とか)加工の記事で, それらの加工で出るバリの寸法は, たとえばドリルの出口のバリのように手が切れるぐらい盛大に出っ張っていて, 刃物の研ぎに比べるとずっと大きな問題なので, なされた研究と対策もずっと多いのである. しかし, 研ぎで出るバリの仕組みも, ここから考察すれば徐々に判ってくる.
削れてるところで何が起きているのかを, 単に「削れてます」で済まさずに細かく考えることで, 事情が明らかになってくるのだ. 砥石の表面は, 当然だがでこぼこしている. 削るためにでこぼこが必要なのでそうなっているわけだが, 砥石で削れるのはそのうち凸が当たった箇所のみである. 砥石の無数の凸が刃にスジをつけて削れていくので, 削れずに残った箇所がでっぱっている.
刃先に残ったそのでっぱり部分が, 砥石に当たるとどうなるか? 砥石の研磨剤が十分に鋭ければ, 願いどおり削り取ってくれるわけだが, かならずしもそうではない. 全然削れない場所に当たってしまう事もある. その場合は上にまくれる. こうしてバリができる.
そのとき重要なのがどれくらいの力で刃が砥石に当たっているのか, と刃と砥石の間にある研磨方向の空間の2点である. あてる力が弱い力であっても効率よく削れるならば, その方が具合が良い一方, 強い力をかければ上にまくれあがる分も多い. また角度は, それが小さいほどバリがまくれあがる余地が少ないが, 刃がついてくると, たとえば刃の角度が30度であればバリが存在できる空間は150度もあるわけで, 気をつけていてもバリはできてしまう. 刃がついてきたかどうかの評価としてバリが使われる事情は, この, バリが存在できる空間の広さとバリのできやすさの相関関係が根拠になっているわけだ.
そこで, 刃がついてきたときには力をぬいて, 刃と砥石が当たる角度を厳密に保って鋼と砥石の間の空間に鋼が逃げ込むことのないように研ぎあげていくのが, 研ぎの技術における一つの核心である.
じつは, バリの理論と対策において多いに貢献したのがトヨタ自動車です.
薬局に処方箋もって行ったら, 店員(薬剤師ではない)が俺に「ジェネリックにしませんか」といった.
続けてこういう
「同じ効き目なのです」
そこで俺はこう訊いた
「同じ効き目ってどういう事でしょうか?」
「成分が同じなのです. だから同じ効き目なのです」
「同じ効き目というのは人体実験で同じ結果が出ない限りは言えないのでは?」
「ヴーーーーーーーーーーーッ ガッピーーー ガガッ ガッ」
「それに, 同じ材料で作っても違う料理はできます」
「ガガガー ピーーーーーー....................」
想定してない入力があったときの人間の振る舞いは, コンピュータと全く一緒ですね. なんだよこんなんでよければ, もう人工知能できあがってるよ. 世の中, コンピュータに厳しすぎるんじゃないの?
赤道儀にTSN-884搭載してみた.
モーター自動追尾があれば, これは案外えぐい画像が撮影できるかもしれんのう. それにしても88mm蛍石の屈折光学系搭載の赤道儀が簡単に移動できるというのももえるぜ.
今年一回目のができました.