南まわりでフランス観光 (2015/06/27)


2015/05/27

たまに法律とは何かみたいなことを考えざるを得ない機会をいただいており、まことにありがたいといつも思っています。

法に「やっちゃだめ」と書いてある事以外は何をやってもいい、というのが法治主義の世の中なわけで、倫理や道徳や慣習なんかに惑わされることなくそこを厳密かつ正確に徹底できるかどうかは、わりといろんなところで分かれ目になってくるな、という実感がある。

なぜそこは徹底するのかというと、やっぱしある程度でかい集団にいると、その中での慣習や常識にとらわれて、法律やもっと大きな社会の事が見えなくなる瞬間がある。これは特に最近では非常に大きなリスクになる。また、許認可まわりで前例主義の壁にぶつかったとき、これを打ち破るのにもっとも強力な理論的エンジンが、明示的に禁じられているもの以外はすべてが自由である、という法の原則なのである。これを最大限に活用せずして、前例主義を突破することは到底不可能なのだ。

2015/06/12

ホタルです。ヘイケボタルかな?例によってうちの裏ですが。

おフランス観光

むっちゃ久しぶりですね.

いきてます. フランスいってました. 武藤さん一家と一緒に飛行機みに行ってました.

論文の締切りが出発の前後だったので、わりとがっつり机に向かって連日15時間ぐらい作業してて、出発に結局間に合わなくて乗り継ぎ空港のアブダビの待合室の wifi で続きの作業をするはめに。 画像は武藤さんに借りた変形モビルスーツ的電源プラグアダプタです。空港で電気ちゅーちゅー吸ってます。旅行でいろいろ要るだろうということで、今回思い切ってすまほんも買ったりして、まぁいろいろとものいりでした。仕事に全然関係なく単に遊びにいく海外旅行はかなり久しぶりです。論文はアブダビ空港から、無事投稿できました。情報化社会万歳。

17日夕方発、現地時刻18日午後着の南まわり経路です。

画像はCDGで野ざらしになっているコンコルドです。武藤さんの友人で Debian developer の Christian Perrier さんに宿まで送っていただきました。

2015/06/19

Musee des Arts et Metier にいきました。上から順にラボアジェの実験器具、メートル原器、フーコーの光速測定実験器具、ヘルムホルツ共鳴器です。

ラボアジェのは、物質の燃焼の実験のアレで、気体分子は同じ圧力なら分子の数が等しければ機体の種類が違っても体積が等しくて、整数比の気体を混ぜると完全燃焼するという実験です。フーコーのは、ハーフミラーで半分は鏡で反射する余計な経路を通ってもらった光が、遅れて到着する分をメモリのずれで測定する、という巧みな工夫のアレです。これらは理科の教科書でもおなじみの実験で、その実物が展示されているのが素晴らしいですね。18世紀はフランスの時代ですが、まさにこれを象徴する展示ですな。世界帝国フランス。他にも航海用クロノメータの展示も非常に充実している。

ヘルムホルツ共鳴器は、アナログフーリエ変換器です。左に積み上がっている茶瓶みたいなやつが、一定の周波数の音に共鳴し、これをホースで表示部に導き、これを回転する鏡を通して見ることで、音をスペクトル分解した結果を閲覧するという仕組みです。

とにかくこの博物館は、へんてこな発明が山盛りです。理系なら行って損はない。

朝夕は自炊、うちは昼も弁当を持っていくことが多いけど、一度だけこの博物館のカフェで昼をとった。料理はだいたい武藤さんが作り、一部わしも手伝った。

2015/06/20

シャルトルに行きました。

この教会には聖母マリアが受胎告知をうけたときにお召しになっていた服があります。

パリから電車で1時間ほどだけど、切符の買い方がさっぱり解らないので、結局2時間ぐらいかかりました。

この動画、なんかヤラセのテレビ番組みたいですけど、仕込みでも音楽素材でもありません。歌の練習してはりました。

2015/06/21

エアショー本番

わりと真面目に荷物検査してるけど、それでもまぁこんなもん。かなりてきとう。

屋内展示は飛行機の部品を作っている会社が出展していて、おおむねビッグサイトでやってる業界イベント。ロッキードの鉛筆もらってきた。

わしらのお目当ては当然、フライトデモ。

音もお楽しみの一つ。アフタバーナ使ってる時に尻がこっちを向いたときは衝撃波由来のすごい音がする(これはなかなかうまく録音できない。近いので、まだ衝撃波のままなのかも。) アフタバーナを切ると普通の飛行機とそんなに変わらない音。

最後はフランス空軍のエアロバティクスです。

夜は Perrier 夫妻をおよびして一緒に夕食。

2015/06/22

Louvreにいきました。夕方から雨になりました。

とにかくむちゃくちゃに混んでて、非常にアレでした。いままで行ったどの美術館よりも圧倒的に破格に混んでましたね。もっとも、そんなに混んでいるのは非常に有名な作品の周りだけですが、今の美術館はだいたい似たような時代背景のものは近くに置いてあるから、モナリザの周りにある俺が見たいと思うものはだいたい混んでるわけです。

夜は雨のなか、お土産の買出しに行った。

2015/06/23

移動。数日後にはタクシーのストがあって空港周辺は大変な騒ぎだったようです。これだぜ。さすがフランス。

アブダビ空港すごいおもしろいよ。おみやげいろいろ買っちゃったよ。デイツっていうナツメヤシの実がおいしい。あと、バクラバっていうおかしもおいしい。空港内のグラフィックも洒落てるやろ。左は cross country endurance riding やで。 中はもちろん鷹狩り。どっちもUAEの歴史と伝統のスポーツや。

バクラヴァ(wikipedia(ja))

わし、お菓子でだいたい文化の程度が判ると思ってるねん。普通の食事とちがって、お菓子は無くてもいいものなので、そういうところは一番、差が出ますやろ。

非与圧貨物室は非常に涼しい(ひかえめにいって)ので、おみやげは無事自宅についた。バター、生ハム、チーズなどである。トランク32kgあった。さすがにこれはちょっと効くね。形が変わらんし持つところも決まってるから、よく考えて持ち上げないと腰ゆわすで。


過去の落書きリスト