つくし,ヘッドパーツ交換,チャイルドキャリア終了,外道クライマー書評 (2016/03/27)


近況

ナイフの鞘が緩くなった.勝手に出てくる.普通に吊っている分には重力というものが地球にはあるので,それでも特に問題は無いのだが,カバンなどに入れて移動する場合など非常に危険だ.これは控えめないいかたで,はっきりいうとあらゆる意味で危険だ.カバンに穴があいて荷物がどっかいっちゃうかもしれないし,もちろん怪我するかもしれないし,社会的にもリスクがあるし,まことに全方位でリスクがあるとしかいいようがない.

最初の縫い目の内側に二つ,縫い目を増やしたのがわかるだろうか.これでもう勝手に出てこない.こんなふうに簡単に調整できるのもレザーのいいところだ.

つばめぐりる

芝浦に会社があったころ,よく行った.品川の駅ビルが綺麗になって新しく増えたほうの店にも行った.

春ですな.

色を塗り直して復活したマキノ号,ちょっと試しにそこらへんで乗ってみた.

まぁ色が新しくなっただけで特に何が違うってわけでもないのですが.

撮影場所は田浦ループの上,三浦安針のところです.

2016/03/27 ヘッドパーツのベアリングと,フォークカラムの根元にはめて,下のベアリングが座る輪っか(名前わからん)を,最近の製品に交換した.ベアリングはステンレスだそうで,しかもカラムにはめる名前不明の輪っかのほうには,ベアリングのシール(スカートに似た形状の樹脂部分)がついているのだ.これは素晴らしい.これなら,ひょっとすると雨で乗っても大丈夫かもしれない.乗らないけど.

以前よりも全体のシステムの厚さが少し増えたので,カラムスペーサーを10mmから7.5mmに減らした.

この自転車はだいたい最強だが,唯一の弱点がハンドル周りだ.理由の全てが,当時登場したばかりの未熟なシステムだったインテグラルヘッドというものにとびついてしまった事による.

この新しいシステムにはいろいろ問題点がある.ベアリングの寿命がいくらなんでも短くないか?とか,すぐに緩むとか,いろいろとね.でも,特にひどいと思うのが,ベアリングがほとんどむき出しで,雨で乗るとベアリングに水が直撃する事だ.しかも,上のベアリングにはなにやらシールらしきものがついているが,下の,前輪からの水が直撃するはずのほうがむき出しなのである.当然だが,うっかり雨で乗ってフォーク抜かずに置いとくと,数日後にはもうハンドルが回らないわけだ.そりゃないぜ.これを考えた奴,一歩前に出ろ.

年月と共にこのくそったれなインテグラルヘッドという方式も徐々に改善されてまともなものになってきているのだろうか.

2016/03/27

この必殺の牽引システムもそろそろお役ご免である.5年に及ぶ保育園送迎でホイールセット,フレーム1本をそれぞれ潰した.ホイールはフリーボデーのベアリングがダメになった.フレームは右のチェーンステイが疲労で折れた.

やはり雨でも乗らないわけにはいかないので,部品の負担はそこが一番大きいと思う.また,雨で乗ると前ブレーキのゴムも送迎の走行中に調整を必要とするぐらい摩耗した.

年間250日,一日10kmとして,のべ走行距離は12500kmになる.メーカーの Chariot は,買った時は独立した会社だったと思ったが,途中で Thule っていう車とかに荷物を積むキャリアなんかを作ってる会社に買収された.

その間ずいぶんいろんなところを交換した

ホイールも,もう寿命だと思うが,もう面倒なので交換しない.フレームはまだまだ大丈夫そうだ.

非常に重心が低く,全体の作りも堅牢で,しかも5点接地シートベルトを備えており,この種の製品としては例外的に安全性が高い.また,オプションのレインカバーをつければ豪雨の中も問題なく走行可能であり,窓をあければ通気も最高だ.風雨に対する備えも万全である.

キャリアだけで10kgあるので,人間と荷物を合わせると30kg以上になる.また全面投影面積もそれなりのサイズなので,登りと向かい風はかなり厳しい.当然,下りでのブレーキも問題になる.

しかし,ブレーキに関してもこの種の製品としては非常に優れた設計であり,接続位置が非常に低く,このためハードブレーキで後輪が上に突き上げられる事は無い(若干左右に振られる事はある).

座面のクッションやシートベルトは簡単に取り外して洗濯でき,かつ,すぐに乾く.これは幼児が乗るという事を考えると当然の設計であり,最初の頃は大いに恩恵をうけた.

総じて言えば,このChariotのチャイルドキャリアは非常に優れた製品だった.また,これよりも乗っていて他の人から好意的に注目される乗り物は無いだろう.もっとも,ここ数年はすっかり地元では見慣れた存在であり,いちいち驚くのは観光客ぐらいである.

書評「外道クライマー」

アマゾンで予約注文して買った.

知る人ぞ知る「セクシー登山部」の人の著書である.

ちょっとアレかな,と思うのは,対象読者が山ヤになってしまっているように思う.山ヤ以外は読んでもあんまし意味がわからず,面白くないかもしれない.そういうところがあるとすれば,ちょっと惜しいと思う.


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