この蚊取り線香皿だが,全体としてそれなりに洗練されたシステムだと思うが,唯一の弱点が折れた線香が使いにくいという点である.そこで俺はなんとか任意の場所に軸を通すことができるようにならないものかと考えた結果...
軸をこう加工した.ドリルの切っ先の形状にしてあるのだ.
つまり,軸のこの部分を線香に当てて軽くぐりぐりやれば,どこでも掘れて穴があけられる.これにより,折れた線香にも軸を差して使うことができるのである.
8月に神戸出張というか学校の授業.あと,高校のときの友達と会って飯くった.
また六甲山登って自転車のってきた.それから師匠と肉食った.
近況です.
良い皮を使ってちゃんと手入れすれば,革の時計ベルトは3年も使えるのである.市販品は夏に使わなくても一年もたないんだけど,これは右のナイフ鞘と同じ革を使った自作.
また蚊の羽を撮影しています.鱗粉がついた翼がとてもおもしろいですね.羽縁は長い鱗粉と短いのが二重に生えていて,これなど航空力学ないしは流体関係のなんか含意がありそうに見えるんですが,どっかで応用されていないのでしょうか?
コクワガタのメスです.自宅で拾いました.
妻の眼鏡をまた修理しています.その後,ついに彼女は新品を買いました.
他にもまぁいろいろあるんですが,まぁ色々です.
鬼に金棒といいますが,鬼が持っている金棒にはわりとトゲが生えている事が多いと思います.
あのトゲは何なのか?というのはみなさん不思議に思ったことがあるのではないでしょうか?
釘バットの釘ではないか?というのがまずは思い浮かびそうな解釈です.すなわち,単にバットでぶん殴られても十分効くわけですが,さらに破壊力を増大させ,主に心理的に「うわー釘はかなわんわ」的な嫌さを醸したい,という事でしょうか.
それは否定しませんが,残念ながら決意を固めた者同士の勝負になった場合,心理的な嫌さであるとか,あるいはちょっと痛さが増えるとか,その程度の話は一切,ものごとに影響を与えないものです.しょうもない嫌がらせはせいぜい相手のやる気を確かめるか,悪くすれば気合が余計入るぐらいのもので余計な手間だけかけて大して意味が出ないのではアホくさいし,プロのやることではない.
すなわち,あのトゲには実際上の意味,現実に相手の行動の自由や戦闘を継続する能力を奪い,無力化する具体的な効果があるはず.いや,無ければならない.
じつは,鈍器のでこぼこには明白な理由と根拠がある.しかしそれを説明するにはまず鈍器の発達一般に関する理解が無くてはならない.
鈍器が発達した理由は,装甲の発達にある.すなわち,装甲が無ければ最も有効な攻撃は刺すか斬るかであって要するに刃物による攻撃である.しかし,装甲してしまえば刃物による攻撃は事実上不可能であるから,次善の策として十分な運動量で装甲内部の人体に打撃することでダメージを与えるという戦術が生まれた.これが鈍器の誕生である.あるいは鈍器の転生といってもいいかもしれない(多分刃物のまえは鈍器しか無かったと思うので).
鈍器であるから鈍いわけで,せっかく殴っても表面で滑ったら,そのエネルギーは伝達されずに終わる.これを解決するには,表面がでこぼこであればよい.つまり,摩擦である.
もし鈍器表面が十分に粗い面で,装甲表面にうまく食い込むことができれば,その運動量が全部相手に伝わって効率が良い.
金棒のトゲトゲはこのためのものである.「モーニングスター」とか「メイス」といった愉快な形の鈍器が,ギザギザしているのもすべてこの理由による.
さて,鬼の金棒である.
鬼といえば虎のパンツであり,虎のパンツ一丁で金棒を振り回している存在というのが一般常識であろう.
そして鬼の金棒にはギザギザが生えているので,その相手は装甲した騎士か重装歩兵が相手という事になる.
すなわち,パンツ一丁と鈍器で装甲した相手と渡りあうのが鬼という存在である.
すごすぎる.全く常識では考えられないし,さすが鬼というしかない.
おやつです
先輩の本です.