Episode I


富士山

日帰りで富士山に登ってきた. かなりたいへんだったが, 久しぶりでもあり, ハプニングもありで, 非常に面白かった. しんどくもあった. 富士山はわしら 探検隊 の魂のふるさとなのだ. なぜふるさとなのか. その理由については, いずれ触れることもあろう.

Star Wars Episode I

EPISODE I をみて来た. 前売を2月まえに買ってあったのだが, ようやく観にい けた. 平日にもかかわらず, かなり混んでいた. 上映開始 1時間前に並んだが, すでにかなりの列があった. 客には子供が全く居ない. 会社員が多かったかな. 25くらいから上がほとんど. かなり年配の人も居る. 子供の行き先はもっぱら別の階でやってたポケモンらしい.

いやあ, 素晴らしいですね. すげえっす. つうか, スターウォーズの新作が, また劇場で観られるという事自体に, かなり感動してしまいましたよ. 一番ぐっと来たのは, 開始の音楽とロゴが出た瞬間だったかも. 阪神が優勝したようなもんですかね. 「ぐぐぅ. 生きてこの瞬間に立ち会えたわいは, 幸せな奴やでぇ」 という感じ. 出来栄えは, あのシリーズの新作というに相応しい完成度だった.

やっぱりああいうハイエンドの CG では SGI なんですねえ. クレジットに出て来たけど, それをみてわしは, 妙に安心してしまった. SGI は, 最近具合悪いらしいが, ゼヒとも頑張って欲しいものですな. この会社が CG の領域で成し遂げた貢献は, ほとんどはかり知れないものがある. スターウォーズを作る環境を提供したというだけで, もうこの会社は 256% オッケー. マジで. alpha も良いけど SGI のマシンは, 確かにけっこう欲しいね. 俺は一応理系だが, かなり文系(つうか, 美術系?)が入ってるんで, 魂は SGI に惹かれるなあ. alpha も欲しいけど, それは見栄だもんね.

JEDI の武器, light saber は良い. 俺にとって, スターウォーズといっても, 要するにライトセイバーなんすよ. 本体は. キシューッ, ヴヴヴヴヴヴ, ヴヴゥン! バリバリ! これですよ. これ. まじで,
誰か作れ!
東工大で作ってないのか!ライトセイバー! ライトセイバー作らんで, 何作るっちゅうんじゃ. ゆうてみい. ぐはー. 論理学なんかやってなけりゃな. 俺が作るのに. って, 作ってどうするんでしょう. オビ=ワン=ケノビ に渡すのかな. 「このライトセイバーはな, わしの会心の作じゃて. おぬしには言うだけ無駄じゃが, くれぐれも使い途を過たぬようにな. 」とか言いながら. うーむ. 作ってもしょうがないか. セチガライのう. 悲しいのう.

物が切れるという現象は, 考えてみりゃけっこう不思議なんである. 普通の刃物でものを切ったり削ったりするのは, 刃先がものを圧迫, かつ, 押し 広げて箭断破壊を引き起こしているのだ. 定規で粘土を切るのをミクロに縮小す れば, それが通常の切断現象そのままだ.

ある程度の刃の厚さが無いと, 切断できないわけで, 必要な最小の厚さは, 破壊を引き起こすのに必要な分子間距離だろう. 普通の刃物はそれくらいの刃の 厚みはあるわけだが, 例えばカーボン=ナノチューブの単分子ワイヤを刃物にしても, ものによっては切れないかもしれない. ワイヤがものを通りすぎるだけ, という ことになりかねない.

ライトセイバーで分厚い装甲扉を切り開くシーンがあった. どうも, ライトセイバーは高温のプラズマみたいだ. これなら, 物体をぶった切 るには十分であろう. そうだとすると, 切断のメカニズムは, 箭断破壊などという生優しいもので はない. 触れたところが即, 蒸発だ. でも, プラズマであの色だとした ら, これはかなりヤバいですよ. 紫外線出まくりで, ひょっとすると X線も出て るかも. そうだとすると, フォースの守りなくして持ちたくないね. でも, プラズマなら自由電子などの荷電粒子に満ちているわけだから, 電線にも使えるし, 振り回せば電波もでる. これに対する防御は, 普通の物質も良いが, 適当な電磁場が一番ですな. ライトセイバーならライトセイバーの攻撃を受けられるのを見ても明らかであろ う.

こんなスゲエ武器なので, 最高に欲しいが, ライトセイバーにはちょいと欠点がある. それは, 秘匿性だ. ナイフは静かな武器の代表だ(相手が静かに死ぬかどうかは別だが)が, こう光ってては目立ってしまい, 夜中に忍び込むのには使えない. あの音も大いに問題だ. でもこれは, 何かフォースの奥義を身につければ解決できるのかもしれないね.

薔薇の名前

「薔薇の名前」をまた観た. 近所のビデオ屋にリクエストしたら, 入荷したのだ. これは, 西洋思想史マニアにはたまりませんな. 真のマニアには喰い足りない?そりゃどうだか知りませんが, すくなくともわし程度では これで十分. もうお腹いっぱいじゃ.

このはなしは, イスラム思想から, 舞台設定当時のスコラ哲学, シャーロック=ホームズにボルヘス, しかも図書館の風景は, あれは ジョバン ニ=バッティスタ=ピラネージ の「牢獄」シリーズですか? という広範な引用からできており, しかもそれが解んなくても十分楽しいという重層的な構造になっていて, かなり凄いです. マジで.

当時の学者の論争ってのは命がけだったんだなあ. なんせ負けたら異端で火あぶりだもんね. しかも定義上地獄行き. まあ, 今だって命がけではあるが, 命がけといっても所詮は比喩だ. 実際に生命に危険が及ぶわけではない.

分解, 分解, また分解.

ディスプレイにノイズが酷く, まったく使い物にならないので, ノートパソコンをまたバラしてみた. 今度は, ダメ元で全部バラした. 全部というのは, ネジとかはめ込みでバラせるところは全部ということで, メモリ, ドライブ, マザーボード, 箱, 等に分解してみた. CPU はフィルムモジュールで, 基板に特殊なハンダづけ. これはシロウトには交 換は無理っすね. あちこち, CPU まわりの放熱にかなり気を遣ったあとが見受けられた. あと, よくみたらハードディスクも放熱対策がしてあった. さすがじゃのう.

いろんなバスがあり, これを外さないとマザーは外れない. 以前紹介した分解記事はマザー外しまではサポートしてないので, 外すべきバスがどこにあるのかを突き止め, 壊さないように外すのはかなり大変だった. ここまでの分解は, 全くおすすめできません. 良い子は真似しないでください.

しかもお約束通り, 組み立てたら動かねえ. さすがにバラしすぎたか? なんせ, アクセスランプが変な風に点灯したままになり, メモリテストすら行かなくなっちまった. うわー. 壊したあ! ダメだこら. 入院確定だ.

それにしても, ネジが一本余った, ということも今回はさすがに無いし. どうして動かんのだろう. 落ち着いて, 本体ウラのリセットのヘソを使うと, 起動した. そういえば確か, 最初にセットを買って来たときも, 単に電源を投入するだけでは動かなかったな. BIOS の設定を憶えているのに必要な電池が基板から外れてしまうので 設定が全部ぶっとんでしまい, 電源がうまく投入できなくなるみたいなのだ. これで電源は入るようになったが, こんどは BIOS 画面で 「cmos 某 error 」 とか何とかいってる. これも BIOS を設定しなおしてセーブしたら治った.

結局, ディスプレイのノイズの原因は不明のまま. ありゃ明らかに単純な接触不良なので, どこがおかしいのか見りゃ判ると思うんだがなあ. しかし, 接触部分は基板の裏にあるので, 基板を外さないと見れないのだが, 基板を外した状態では, さすがに Linux といえども動かん. でも, 動いてないと, どこが接触不良なのか見極めることができない. しょうがないので とりあえずバスをブロアで掃除したあと接点復活剤をぶっかけて組み立てといた. あと, 電源ボタンも調子がおかしくなりかけてたので, 接点復活剤をぶっかけと いた. その後, 今のところ一度もノイズは出てないが, これで治ったとは思えん. ついでに, 久しぶりに電池をフル放電とフル充電しといた.