インターフェースとか(2004/07/06)


ホイールマウスの中の人

メシ食ったあとのド汚い手でマウスをいじってたら、 まんなかに設置してある車輪が効かなくなってしまった。 構造を全く知らないままに、 接触不良かな、と思い、気合い入れてぐりぐりぐりぐりぐりぐりーーーーーっと 回してみたが全然改善されないので、こりゃダメだ。 emacs 用にわざわざホイールマウスでスクロールするための関数を書いたくらいですから、 これがちゃんと動かないとかなり具合悪いわけです。 そこで、分解してみた。

接触不良なんか発生するくらいなら、俺さまのハナクソほじった手で ホイールぐりぐりやってもう数年ですから、とっくにイカレて死んでるはずで、 やけにタフなのでいったいどういう構造になっておるのか非常に興味あったのですが、 いや、おそれいりました。

なんのことはない。直径方向に、 ホイールのクリック数のスリットが入ってて、 それを光源とセンサが挟んでるわけです。 つまり、ホイールのスリットにホコリが溜ってたわけです。 ホコリ以外にもなんだかねちゃつく正体不明の物質(笑)がありましたが。 これらを掃除すると、見事、復活しました。

マウスポインタの動きがおかしくなった時は光源とセンサ窓を掃除すると 復活するのは経験済ですが、ホイールも同様ってわけです。

視線ツイビ

http://www.eyelinkinfo.com/mount_main.php

こりゃ先は長そうだな。 大友センセイの AKIRA の頃から全然変わってないぞ。 AKIRA ったら 20 年まえですよ。 てめぇらやる気あるのかよ。

ポインタ操作というより、フォーカスですよ。 widget に当たるフォーカス。 ポインタとは、要するにフォーカスに相当する概念を当時の画面並びに ヘナチョコなデバイスで実装したものにすぎないわけで、 画面に何かマウスカーソルのようなものが存在していなければならない、 というわけではないのだが。

そういうものが存在していなくてはならないのは、 たとえば CG 製作のシステムなどである。 しかしアレも見てるところと操作してるところが 全然違う場所にあるわけで、 こういうのは本当は同じ方が良いと思うのだがどうか。 タブレットみたいな機能を備えた画面が良いと思うんですよ。

だってアレでしょう。やはり画を描くというのは一つの身体的な能力であって、 これは脳内だけで完結しているわけではないでしょう。 末梢となんかやりとりがあってはじめて開発されるのではないか、 と思うからですよ。 そして、人間における能力の実装がそうなっているからには、 必要以上にそこから離れた形態をとるのもどうかと思うわけですよ。

そして、ポインタ状のもので画を描いたりする場合であっても、 フォーカスの概念は、これとは別に独立して存在しているべきですね。 画を描いてて色やツールを切替えるのに、いちいち筆を動かさねばならないなんて、 それはナンセンスでしょう。 その場合も focus の概念は手の動きとは独立に、視線追尾とか念力(笑)とかに よって実装されるべきだと私は妄想するわけですよ。


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