コンパイルのやりかたは, これ と全く同じです. 結果の実行ファイルも同じものができます. 当たり前だ. ただ, このコンパイルの説明は, 今見るとけっこう不親切なので, ちょっと説明 しましょう.
lesstifをバージョンアップする時は, シンボリックリンクに注意して, 全部ちゃん と新しい方へのリンクになっている事を確認しよう. 前のバージョンへのリンク が残っていると, 新しいバージョンを読まない場合があるので.
ソースを展開したディレクトリで xmkmf というコマンドを実行すると, Imakefile というファイルを元に, Makefile を生成します. Makefile 及び, make については info とか, unix プログラミング環境 とか プログラミング 言語 Cとかの本を参照して下さい. info は xterm で info というコマンドを 実行すると出て来ます.
Makefile には, *.h とかがある場所をコンパイラに渡すための引数が, $CFLAGS=-I/usr/local/include とかで指定されています. これは, 最終的に,
$cc -O2 -o hoge hoge.c $CFLAGSとかの行に渡されて, コンパイラはそのディレクトリを見に行きます. #include するファイルを探しに行くべきディレクトリは, -I のすぐあと(スペースをあけてはいけない)にパスを書きます. というわけで, Makefile の CFLAGS という変数に, 自分がライブラリや *.h ファ イルをインストールしたパスを書き加えると良いのです. ここで 書いた, Makefile を適当に手で直すというのは, そういう事です. 参考までに, -L/hoge/libhogeo とかは, リンクするライブラリのありかを コンパイラに教える引数です.
Makefile が正しく修正されたら, make できるはず. マシンにもよるが, make は 5から10分かかる.
Lesstif 0.81 では, 窓の閉じ方によって, ときどき core dump して死んでたの ですが, 0.83 になってからは死ななくなりました. 素晴らしい!