予報どおり, あまり天気のよくない週末だった. 日曜は, わりと寒かったかもしれない. どっちみち, 体力がなくなって寒さにも弱くなっていた.
個人的には, 土曜日に川に落ちたのがアレだった. まぁ日曜にはそんなの誰も覚えてないよ! という展開になるのだが.
小淵沢と茅野の間. 東を見ると富士山が見え, 西を見ると虹.
午前中は天気がさっぱりなので太陽館でだらけて過ごす. 午後遅くになって雪もやんだので, みのと標柱を登る. 垂直2枚は荒澤氏. バーチカルアイス2年めにしてこのムーブと余裕を見せる彼の登りは, 氷壁登攀技術の新たな世代の到来を感じさせるものだ.
今やわしのような登り方などまったく普通で誰でもやっている. みんなは登り込んでシーズン終盤の出来上がったコンディションに対し, わしは5年ぶり, という違いはあるにしても, もはや自分がリードせねばならないような出番など, もうどこにも無いのだと実感した一日でもあった. I have to say I am both out-dated and out-climbed.
最後の画像は, シーズン最後のアックス穴のあいた氷などを, 道具を持って登るなど堕落の極み!と小川さんが素手で登る新しい価値観を提案したもの. 右端のラインは 5.10a 相当とグレードづけられた. 氷に素手で抱きつくのは, 絵的に何をやっているのか全く意味不明で非常におもしろく, かつ, それでも登ってしまうところが素晴らしい. フリークライミングの技術が氷壁登攀を革新する.
夜の宴会は発狂者ゼロ. 長谷川恒男の「北壁に舞う」を見せてもらった. きつーいアルパインルートを一本登ったぐらいの心理的ダメージがあるすごい映画だった. 1979年なのに非常に傾斜のある雪壁をカッティングで登っており, いろいろと考えさせられるところもあった.
4時におきた. 5時発. 7時南沢大滝着.
大滝でかすぎ. 天気悪すぎ. いろいろアルパインな一日だった. 滝を背にするのは小川氏. 登っているのは左から荒澤氏, 小川氏.
最後の画像は上から金星, 木星, 月, 甲府の夜景. 23時自宅着.
数えきれないぐらいあちこち筋肉痛だ. 自分が体力なさすぎで笑った. あと, ちゃんと紐しめてない靴で氷を蹴ったら足の親指の爪がもげた.
幹事の荒澤さん, 運転の小川さん, ありがとうございました.
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