スイスの高級時計を作っている会社が、 非金属材料でひげぜんまいを作るとかいってるそうだ。
比重が今の材料の1/3くらいで、全く非磁性で、錆びない材料だという。 これを最近の精密加工技術で、一切調整不要な螺旋形にこしらえて、 てんぷにくっつければできあがり、というわけだ。 これにより、温度係数の問題や、 ひげぜんまいの調整などをやらなくて済むし、 衝撃にも強くなる。
バネがフリコの軸にくっつくところや支持架にくっつくところの形状や、外端曲線の 厚みや形状もよく工夫してあり、それ自体非常に興味深い。 でも、このアプローチはなにかが微妙に間違っている気がする。
現代において力学フリコで時間を測定するというアプローチが 肯定的に評価される領域では、 ハイテクに依存した方向性は、 あまりプラスの価値を持たないと思うんですよ。 ダニエルズ先生のように、 恒弾性材でも修正できない温度係数を、小さいバイメタルをフリコにくっつけて 完璧にとる、 みたいなアプローチの方が俺はおもしろいと思う。 あるいは、さすがに錆びるのは具合悪いから、 チタンか何かのバネ材を手で曲げてひげぜんまいから完全自作、 昔ながらのバイメタル切りてんぷに先祖がえりするとか。
機械式時計の魅力には、 「自宅のガレージでやっちゃいました」、みたいなhack感覚が不可欠だと思うんですよ。 最も重要な部分の手づくり感覚を追い出して、 最近のテクノロジーに丸投げしちゃうのは、マイナス評価です。 フリーソフトでいうと、 ソースがあるのはインタフェースだけで、 エンジン部分が売りもののバイナリ。 みたいなかんじ?
洋菓子ではシュークリームが好きで、 なかでも好きなのは大岡山「クレソン」のやつです。 クレソンのは大型で、かなり食べ甲斐があります。 妻が、歯医者の帰りにたまに買ってきます。 でかくてうまいのですが、 値段も高いです。
うちの裏の「ケーキハウス」でも、 たまにシュークリームを作るのですが、いつも並んでいるわけではありません。
昨日、ふと見たらショーケースにあったので、 雨のなかを皿持って買いに行きました。 2つ買ったところ、「サービス」とかいって、 細胞分裂みたいに二つくっついてるのを2ペアくれました。 つまり合計4個です。
ケーキハウスのシュークリームは、小型ですが、 いくらなんでも食いすぎです。がっはっは。 とてもおいしかった。
デザートは、食事が終ったあとに食べるものなので、 既に腹いっぱいのところで勝負せねばならず、 非常に厳しい分野ですね。
さんぱつした。
例によって自分で。
滑べってる感覚ではどれくらい進んだか判らないから、 目標物が無いと、どこに居るのか皆目判らない。
たまにそういうのが原因で、ゲレンデですら事故がある。
人間の感覚の限界を超える静かさと速度が簡単に実現される、ナイス乗物。
かつては方位磁石と高度計を航法の手がかりとしたものだが、 最近は携帯GPSがあるので、この面では非常に改善された。 しかし、それとても滑べっている最中に参照できるものでもないので、 決定的とは言いがたい。 このあたりが山スキーのおもしろみ。
吉川さんと、彼の職場の後輩と3人で巻機山にスキーで登って降りてきた。 意外とハードだったかも。 歩行で股を前後に開きすぎたせいか、 股関節がおかしくなった。
土人スタイルで山スキーしてたら日焼けで疲れた。
妻は仕事で外出。
よって一日じゅう気絶。
本当はずっと寝ていたわけではない。 双眼鏡持って野川にでかけてみた。 撮影済フィルムも現像にまわした。