今年もあちこちいろいろあるようですね。
Bologna の巣は今年も順調です。数日まえに生まれました。
まず、かなり嫌な話から入りますよ。
つまり、鎌倉から電車に乗る時、誰が大船で降りるか、 という事を見破る方法があるんですよ。 非常に俗悪で気分の悪い方法です。 しかし、できれば座って行きたいわけです。 というのは、電車に乗っている時間はおおかた1時間もあって、 その間に座っていれば、このラクガキを書いたり本を読んだりする事ができるからです。 往復でいえば、一日あたり、2時間にもなります。
なんせ、会社ではマジメに働いています。 給料分ちゃんと働かないと、ベンチャー企業だから潰れてしまいます。 だから、まじめに働くための利己的な理由が私にはあるわけです。 それゆえ、行き帰りの電車の中は貴重な自由時間なのです。
しかし、だからといってこのような邪悪な方法で座席を手に入れる事が 正当化されるわけではないことはいうまでもありません。 この汚名を晴らすチャンスが今日はやってきました。 私の読みどおりに目の前の乗客は大船で降り、 座席に座ってケネス クラークの 「芸術と文明」(原題 civilisation) を読んでいた私の前に、 私の座席を必要としている人がやってきたのです。
おかげで今日は、 読書のチャンスは失いましたが、名誉を保つ事ができました。
そうそう、東京駅には巨大なマルゼンがあるので、 なかなか今の職場のロケーションは良いっすよ。 通勤の帰りにでかい本屋に気分次第で簡単に立ち寄る事ができますからね。 そこで買った、ケネス クラークを今読んでいます。 これはテレビ番組の台本に基づく書籍ということですが、 これ、マジこんな番組あんの? マジなら総力をあげて見るが。 ケネス クラークが凄いのはこれは当然としても、 BBCってマジ、どんだけ馬力あるねん。
ちなみに帰りはこういう気分の悪い思いをせずとも座席は手に入ります。 東海道線は東京が始発だし、横須賀線も、東京駅で降りる人は多く、 他の路線は混んでいるような時間帯でも、大概座れるからです。
ついに完成しましたよ。長い道のりでした。じつに。
最初の記事掲載が3/2ですから40日少々ですか。 いやー大変でした。 なにが大変って何回も失敗してその都度やりなおしていたから大変です。 ややこしそうなところで、失敗せずにすんなりいったのは、刃を削るところだけではなかろうか。
全部やりなおしましたから。
鞘がないと研ぐ事もできませんから、しばらくずっと、刃物の形をした 柄のついた鉄板のまま家にずっと転がっていました。 理由は、柄の形の微妙な修正が何度もはいったからです。 今回、鞘は例の熱可塑性樹脂で製作する予定だったわけですが、 これは本体にぴったりの寸法でできあがるので、 鞘ができてから本体が痩せるときっちりおさまらなくなってしまうわけです。
今日、ようやく鞘が完成したので、研ぎました。 切れ味は期待通り。 今回はだいぶ刃角を薄くしてみた。
第二斬鉄君は、妻が欲しいというので、あげた。
鞘も、独自のアイデア満載の妙な構造になっている。 合わせ部分は真鍮ピンでリベットどめ。 フィンランドのナイフ鞘を 参考にして、抜き差しの際に刃が鞘に当たりにくくしてあり、 カラビナをクリップする穴をあけてある。
つまり、結局ナイフを吊る紐を腰に回してるのが一番便利が良い。 服を脱いだり着たりできるからね。 ベルトに吊るためのループなんか何の役にも立たない。 紐などに吊るのはカラビナが便利だ。 画像のようにズボンに直接吊る事もできる。 だから今回の鞘はカラビナ穴だけを備えている。 穴の位置はナイフが入っていても抜いてても、 バランスがあまり変わらない位置をできるだけ探ったが、 いかんせん、鞘とナイフは重さ配分が全然違うので、 全く変わらないというのは無理だった。