かぼちゃ収穫, エゾビタキ, オオミズナギドリ (2012/10/06)


2012/10/05

今日もたくさんの渡り鳥を見た. 主にサシバとツバメとアマツバメ.

まだグンカンドリが居た.

2012/10/06

今日もサシバがいっぱいとんだ.

かぼちゃ収穫した.

去年がこれだから, 今年は個数でいったら倍以上なんだけど, 今年はちっこいのも多い.

家ピザ

最近話題の元寇関連ということで「北京は北太平洋の覇権を握れるか」を読みました.

記載してある個々の事例には非常に興味深いものが多く, 人民解放軍と米軍の分析など個々の事例に関してはよく研究していると思った. 軍事というとあらゆる秘密, という印象がありますがが, 実際には, 公表されている事実だけを元にかなりの事が判る. 007やスパイ衛星があつめてくる極秘情報ももちろん大切だけど, たとえば, 今まで報道されていた事が報道されなくなる, などの変化も, 「公表されている事実」に含まれる. 著者は, そういう分析が得意で, よく調べてある.

戦略核についての記述には何といっていいのかよく解らない部分も多いが, それが今も政治的に非常に大きな意味を持っていて, 語の本来の意味でたしかに戦略的兵器というに値する存在らしい, というのはなんとなく解った.

ただ, 残念なところもある. こういう話題は, 「シナのアカどもは糞ムカつく」というのはとりあえず置いといて(もちろんムカつくのですが)物事を進めないとにっちもさっちもいかないものだ. 分析対象をもうすこし局限して議論を進め, 「外交における密約」みたいなものを扱う時は明示的に「仮説」と割り切ってしまい, 第三者にも検証可能な事実だけに立脚して話を進めたほうが, 結局は政治的な説得力も増すのではないか. 俺らがムカつこうが共感をおぼえようが, あるものはあるし, 無いものは無いし, 飛んでくるミサイルは飛んでくるわけです.

政治的な, あるいは戦略的な話題は限定したほうが良いと思ったもう一つの理由は, 戦略的な分野では他にもっと大きな要素があって, それらを扱わないと問題を考察したことにならないからだ. たとえばシナの人口比率が急速に高齢化し, 生産人口が2015年を境に減少に転じる事や, それに伴ってさらに悪化する経済状態, そして地球温暖化といった事象が, 戦略核が効いてくるような領域においては, 戦略核の存在よりもずっと大きな影響を持っている. 戦略核をいくら揃えたって, 地球環境の変化でシナに雨が降らなくなるのを解決できたりしない. 不完全な議論は時として何も考察しないよりも悪い.

そういう要素は取り去って, 有事の際に如実に効いてくる諸々の, そしてできれば第三者も検証可能な軍事的事象に集中して記述してあれば, と思うとやや残念だが, 機雷と通商破壊とシーレーン防衛や, 弾道ミサイルと迎撃システムの話など, 個別の軍事的話題が豊富であり, どれも門外漢には目新しくて興味深い.

ナイフ

なんてこった. 石垣の上から落として刃が欠けた.


過去の落書きリスト