ほぼ引っ越しを完了しました. 今 XEmacs でこの記事を書いてます. ところで, 皆さんはこの "XEmacs" をどう読みますか? "えくす いーまくす" ? 私は, なんとなくコピーなんかを作ってる某会社の読みに引っ張られて, "ぜまっくす" と読んでしまうんですが.... え?そう読んだ奴は死刑すか? うひー. わかって下さいよ. お願いしますよ. (←またしても "ブレードランナー" のうどん屋のオヤジ風に.) う. html タグで使われる文字の quote な入力関数を作ったんで, 嬉しくて使いまくってます.\\\///
まず, 前回 で「日本語 isearch が動かん」 といってたのは, 実はやり方を知らないだけでした. これは gotomium 先生に教わったのですが....
で入力できるようになります.
menu-bar を出したり引っ込めたりする関数を 作り, それを GNU-Emacs と似た仕様にしてみたりして, じわじわ進むワシであった.
うひー. psgml がやっと動きましたよ. 使ったバージョンは 1.2.1 です. これでようやく xemacs で HTML が書けますよ. むはー. まだタグを大文字化するのはできてないんだが, どうなんかねえ. 1.0.3 に比べると, 初動がかなり遅いですか? まあ何でもいいや. 動けば.
(setq sgml-ecat-files "/usr/local/lib/sgml/ECAT")
psgml-1.2 は, dtd が PREFIX/xemacs-VERSION/etc/psgml に入ってて, それを何かの変数で指定すれば動くんだろうけど, ようわからんので自分でコンパイルして上記設定を追加したら 動いた. あと, emacs-19 のときと文字コードの指定のやり方が若干違うので, 以前の設定が無効で, そのために add-hook 'sgml-mode-hook が途中で止まってて必要な設定が 行われていなかった. これが, psgml が起動しなかった原因だった.
何から何まで御膳立てされていた, Vine の mule とちがって load-path とか全部自分で設定しないといけないし (これバグじゃねいのか?), (2000/09/02 追記: そのためのコードを自分で書いて, /PREFIX/lib/xemacs-VERSION_NUMBER/lisp/site-init.el として配置せねばならないことが判明. 何かのディストリにオマケでついてるコードを貰って使おう.) dired とかのおなじみのコマンドも自分で読み込まないといけないのである. そんなわけで, 設定ファイルも 1000 行超えたんで, いっぺんに編集してると気が狂いそうだから, defun や keymap に分割した.
ワシが主に使うのは
くらいなんで, まあ, 希望的観測として, あとは普通に動くだろ. ちゅうわけで, これが 自分で make した地味めの xemacs である. 細かいところで気に入らない事はあるが, 個人的にはわりと気に入ってるかも. 地の色とか, 昔の JE の設定をひきずってますか? M-x 小松さめ特製の「あらゆる補完計画」(←だっけ?)も具合良い. href の値に変なもの書くこともこれで減るだろ.
ちゅうわけで, まとめです. このシリーズは, 「ディストリのパケジとかの無い人が, 自分で make して GNU-Emacs (つうか mule) から XEmacs へ引っ越す ノウハウを紹介する」という目的だったわけで, それをまとめましょう. つまり, XEmacs のインストールのコツです.
まず, 一つめ.
xemacs を自分でインストールするな.
パッケージが無い, とかの場合は, おそらく,
ディストリを入れ換えるとかアップグレードする方が楽でしょう.
こりゃはっきり言って, GIMP や GNOME の比じゃないす.
二つめは, 多分, 皆様にはもう見当が付いてるでしょうが,
絶対に xemacs を自分でインストールするな.(笑)
こう言われるとやりたくなるのが人間ですが,
そういう人のために....
unix に関する一通りの経験はあるとして,
configure --prefix=/usr --dynamic --with-mule --with-canna --without-xim --with-menubars=lucid --with-scrollbars=lucid --without-toolbars --with-dialogs=athena3d --with-dragndrop --without-jpeg --without-gif --without-tiff --without-png --without-socks --without-sound --without-database
ただし, 21.1.x では drag and drop でサポートされているプロトコルは xdnd ではないので, GNOME などとの連係はできない. だから, 21.1.x では必要ないでしょう.
ヘルプの機能は xemacs では非常に充実しています. ですから, 移行のポイントとしては, まずヘルプのパワーを引き出すことから 始めるのが良いでしょう. Info 等のヘルプや ドキュメントに関する環境を ばっちり整えてからやると, 比較的スムーズかもしれません. そして, おかしなところを起動時のオプション -debug-init で 一つづつ潰して行って下さい. 場合によっては, edebug なども必要になるかも. emacs-lisp manual は必須です. ドキュメントの多くは英語ですから, 英和辞書なんかの環境も最初に 整えると良いかもしれません.
xemacs は, 普通に動けば非常に良いです. もう私のシステムでは 「emacs」といえば xemacs のことになってます. GNU-Emacs とは, 雰囲気が若干違いますね. 新しい機能の実装に貪欲です. emacs-19.34 と比べて, とりあえず印象的なのは
自分の使っているディストリに パケジがあったら, 是非使ってみて下さい.
む. 今 psgml-1.2.1 の psgml-edit.el の改造終了. element が大文字で入るようになったス. M-x 小松氏のパッチを元にちょっとイジっただけですがね. ちゃんとテストしてませんが, 意外と楽勝だったかも.
このバージョンから, free unix のユーザは 用途の如何にかかわらず, タダで使ってよくなった. いままでは商売に使う場合は金を払わねばならなかったのだが. OpenSSH があるから, どうせ関係無い, という話もあるのだが.
わし, なんで ssh2 使ってんだろな. ssh1 でも全然構わんはずなんだが. 主要なアルゴリズムは ssh1 でも全部使えてるし, ssh2 ならでわ, な機能は全然使ってないんだが. sftp とか. 接続先によっては ssh1 だったりするんで, ssh1 もインストールしてるけど.